江戸前 寿司正の「富山湾鮨」で圧倒的富山力を満喫!
1.「天然の生け簀(いけす)」富山湾の旬の魚を使った寿司が10貫。
2.富山県産のお米を使ったシャリ。
3.富山らしい具材の汁物
これらの条件を満たした、富山の美味が味わえる「富山湾鮨」を提供するお店が富山県内に40店以上あります。
富山湾鮨の価格は2,700円~5,500円(税込)と決められているので、どの提供店でも安心して利用できるのはありがたいメリットではないでしょうか。
今回この記事では富山市千石(せんごく)町にある老舗の寿司店「江戸前 寿司正」の富山湾鮨をご紹介させていただきます。
江戸前 寿司正
「江戸前 寿司正」は富山市中心部の千石町通り商店街にあります。
千石町通り商店街までは、富山地鉄市内電車環状線の「大手モール」駅から徒歩2分です。
千石町通り商店街には何店もの飲食店や飲み屋が軒を連ねています。
僕もちょくちょく食事や飲みに行ったりする魅惑的なエリアなのですが、「江戸前 寿司正」はオープンしてから既に50年以上にもなるという老舗店です。
まずは生ビールから。一息つきながら友人とオーダーの作戦を練っていきます。
お通しのバイ煮がしっかり美味しくて、しばしそっちに夢中になってしまいましたが。
これ以外にもその日オススメのホワイトボードメニューや、寿司の単品メニューもあります。
富山湾鮨 10貫 ¥3,850
富山県を形どった綺麗なお皿に、と~っても美味しそうな寿司がズラリ。
富山湾の地魚に富山のお米と汁物。まさにこれは富山湾鮨とよぶ他ない内容ですね。
そして富山湾鮨が提供された際に、寿司ネタがそれぞれ何の魚であるかをを一つ一つ説明していただけるのも富山湾鮨の特徴です。これはありがたい心遣いですよね。
※前日までの予約で特典あり(店によって特典の内容は異なります)
寿司正おまかせ握り 15貫
友人は「寿司正おまかせ握り 15貫 ¥4,400」にしていました。
これもめっちゃうまそうじゃないか・・・
まだビールも飲みきらないうちから日本酒もスタンバイ。富山の水とお米と風土によって醸された富山の地酒でもって盤石の布陣で臨みます。
この日の富山湾鮨は、左上から順番に以下のネタが使用されています。
(2)ケンサキイカ
(3)甘エビ
(4)ヒラメの昆布じめ
(5)アジ
(6)バイ貝
(7)紅ズワイガニ
(8)シンコ
(9)白エビ
(10)カマスの炙り
フクラギは富山ではお馴染みのネタですし、イカも寿司屋に行って食べないときはないくらい大好きなネタです。
ヒラメの昆布じめはポピュラーなネタだと思いますが、昆布じめ大国の富山に住んでる僕としては見るとつい嬉しくなるネタです。
光り物も大好きすぎるので、思わず笑顔になるしかないおいしさ。
富山でおなじみのバイ貝。ほのかな甘味と抜群のコリコリ感がたまらない。
紅ズワイガニは安定の美味しさ。贅沢感もあって嬉しいネタです。
お次は高級魚のシンコ!こういうネタは特に手間がかかるでしょうから、ありがたみがあります。
さあ白エビですよ!!白エビは僕が「富山に住んでて良かった」と思う食材の一つ。
海苔ではなくおぼろ昆布で巻いてあるのも昆布消費量の多い富山ならではといえるでしょう。
ねっとりとした舌触りに押し寄せる甘味は天にも昇る気分になります。富山に住んでて良かった・・・・・
最後にいただいたのは絶対うまいに決まってるであろうカマスの炙り。
僕は周りから「一番好きなものを最後に食べるよね」と指摘されることがあります。これまでに富山市ファミリーパークの様々な動物たちの食事風景を観察してきた僕といたしましては、「好きなものを最後にとっておけるのは人間の特権」と胸を張って言うことにしました。
感想はもちろん「最後まで取っておいた甲斐があった」としか言いようのない逸品です。うま~!
あら汁はぜんぜん魚臭さがなく上品でとっても美味しくいただけました。
どうもごちそうさまでした!!!
・・・で終わるはずはもちろんなくて、さらに追加で食べたいものをオーダーしていきます。
店内にはホワイトボードのメニューもあり、その日の焼き魚や一品料理などが書かれています。何か焼き魚が一品ほしいところ。
ということでウナギの白焼を。
パリッパリで焼き目も美しく、実に丁寧に香ばしく焼かれています。味はついてるのでわさびをお好みでつけていただきます。
お次にイカ下足唐揚げをお願いしたところ「ちょっとしかないけどそれでも良ければ」ということで作っていただきましたが、味はすこぶる抜群でした。
既に味付けがされていて、衣のパリサク感とイカゲソの風味はハマること請け合いの旨さです。
クラフトビールの「SPRING VALLEY」がまたとっても美味しくて、食事をより楽しく彩ってくれることでしょう。
寿司もさらに追加していきますよ。
友人はヒラメの昆布じめとカマスの炙りを、僕はシンコのおかわりと寿司正の人気メニュー「エビ味噌軍艦巻き」をいただきます。
これをいただく前に、おちょこに日本酒を並々と注ぎいれて万全の体制で臨みます。
いざいただいてみると・・・口内に広がる圧倒的濃厚エビ味!!これは絶品ですぞー!!
カニミソが好きな人なら多分もれなく大好きなやつです。
ただ一つだけ後悔があったとするならば、それは「一口で食べきってしまった」ことでしょうか。もっとちびちび食べていれば長く楽しめたのに・・・
そして、最後は締めサバで締め。今度こそごちそうさまでした!!
親子二代で握る寿司
僕がこのお店に初めて訪れたのは多分20年ほど前になると思いますが、そのとき既に大将であるお父さんと息子さんの二人がつけ場に入って寿司を握っていました。
そして、令和になった現在でもお店ではお父さんと息子さんのお二人が寿司を握っています。
店主は現在息子さんが引き継いでいますが、お父さんは今も夜は寿司正のつけ場に入り、そして昼間は別の場所で寿司を握っているのです。その場所というのは…
「一万三千尺物語」という観光列車をご存知ですか!?
一万三千尺物語とは、富山駅から専用の観光列車に乗って風景やガイドさんの解説を楽しみながら、素晴らしい料理に舌鼓が打てるという満足度抜群のダイニング列車です。
観光列車「一万三千尺物語」
実は、寿司正の大将である山下信夫さんが「一万三千尺物語 1号富山湾鮨コース」の寿司を担当されているのです。
そのバイタリティには驚くばかりですが、料理も寿司も観光もサービスも自信を持って人にオススメできる素晴らしいものでした。
料理の箱を開けたときの感激は今もハッキリと覚えています。
一万三千尺物語は県外の方にももちろん、富山県民でも楽しめる内容になっていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
親子二代で切り盛りする江戸前 寿司正はアットホームで雰囲気もよく気軽に入りやすいお店です。
この日は富山湾鮨をオーダーする人が他に何名もいてその人気の高さが伺えました。
ランチもやってます
「江戸前 寿司正」は平日昼も営業していて、お得に食べられるサービスランチもあります。
気軽に美味しい寿司が食べられて笑顔になれる「江戸前 寿司正」にぜひ立ち寄ってみてくださいね!
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