富山市水橋で釣りとグルメが楽しいお魚スポット体験

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富山市水橋には釣りや散策が楽しめて見晴らしもいい「水橋フィッシャリーナ」があり、そのすぐ近くの水橋漁港前には富山湾のグルメが楽しめる「水橋食堂 漁夫(みずはししょくどう ぎょふ)」という人気のお店があります。

今回の記事ではその2ヶ所を巡ってみましたので、そこでの体験や魅力についてばっちりご紹介させていただきたいと思います。

水橋フィッシャリーナ

現在、朝の7時。本日まず訪れたのは富山市水橋にある水橋フィッシャリーナ。

この施設は「フィッシャリーナ」という名前からも想像がつきそうですが、釣りも楽しめる人気のスポットです。
 

この日はまだ日が昇ったばかりだというのにこの車の数。既に多くの釣り人たちが訪れているようですね。
 

駐車場も完備されているので釣りを楽しもうと多くの人が日々訪れていますが、ちょっとした散策をするにもとても気持ちのいいスポットであるということは意外と知られていないのではないかと思います。
 

水橋フィッシャリーナに訪れるとまず目に飛び込んでくる印象的な光景がこちら──

たくさんのボートが整然と並ぶ光景はちょっと圧巻ですよ。
 

水橋フィッシャリーナにはボートの陸上保管施設もありまして、わかりやすくいえば「プレジャーボートの月極駐車場」という感じでしょうか。
 

そもそも「フィッシャリーナ」という施設は、プレジャーボート等の係留・保管施設を有していることが前提とのことです。

どこか万里の長城を彷彿とさせるこの建造物こそが釣りと散策が楽しめる「釣り堤防・親水防波堤」です。
 

ちなみにトイレは駐車場にもありますが、釣り場からほど近い管理事務所にもトイレがあります。
 

※管理事務所のトイレは9~17時まで利用可で火曜日が定休です。

360度カメラで撮影した水橋フィッシャリーナの画像です。

画像をタップ(クリック)して、画像を動かしたりスマホを動かしたりしてみてください。まるで自分がその場にいるかのような体験ができますよ。

既に大勢の人が釣り糸を垂らしていますね。散策しながら釣り人の様子も眺められるのがまたちょっと楽しいんですよ。
 

親水防波堤は結構な長さがあって、ところどころに階段や通路が設置されている感じが「ちょっとRPGのマップっぽい」と密かにテンションが上っていました。

水橋フィッシャリーナでは立山連峰から能登半島までの雄大なパノラマを楽しむことができますが、この日は天気は良かったものの残念ながら立山も能登半島もかすかに見える程度でした。

冬の立山の美しさは格別なものがありまして、雲ひとつない晴天の日の雪化粧をした立山連峰は見るたびに心を打つものがあります。立山が美しく見える日はSNSの立山連峰投稿が多く見られますが、これは富山県民の特権の一つだと思っています。

天気はいいし散策するだけでも気持ちがよいのですが──

やっぱりせっかくなので釣りもやってみないとですよね!!
 

僕が釣りをするのはかれこれもう20年ぶりくらいになるでしょうか。いえ・・・多分それ以上!?

当時も初心者でしたからもちろん現在は釣り道具など持っておらず、ホームセンターへリール付の竿を買いに行くことに。
 

一番安いので500~600円くらいのものがあったのですが「さすがにそれはなあ・・・」とアングラーのプライドが許さなかったので1,500円くらいのものを購入しました。
 

一緒に購入した「しかけ」にはありがたいことにエサも入っていて、エサはイソメっぽい形をした人工エサとのこと。正直しかけや餌がこれで良いのかどうかさっぱりわかりませんが、「大物狙いでなければたぶんこれでイケそうな気はする」とアングラーの勘がそう語りかけます。

釣り開始!

ほどなくして軽くクイクイ引っ張られてる感じが伝わってきます。

めっちゃツンツンされてる~!!!

目を凝らして見てみると目の前にはいっぱい魚がいるようです。今夜のおかずは豪勢なものになりそう。
 

──けど、ツンツンはされるしたまにエサだけ食べられてたりするし、ときにはグイ~ッと強く引っ張られたり眼前を大きな魚影が優雅に通りすぎたりするものの、一向に釣れる気配はありません・・・

けど、それでもツンツンされていると魚と対話しているような気分になれるし、風を感じ波の揺らめきの中でボーっと海を眺めていると、まるで周囲と一体になったような不思議な感覚につつまれます。
 

時間の流れかたが日常とは違うというか、スマホとかぜんぜん触る気にならなかったのも印象的でした。
 

しかし3時間近くもじっとしていたからか厚着をしてこなかったからか体が冷え切っていたこともあり、残念至極ながら釣りはここで切り上げることにしました。
 

この冷えきった身体を温めつつ、このたぎりにたぎった魚欲を満たしてくれるところはどこかにないものか──

水橋食堂 漁夫(みずはししょくどう ぎょふ)

はい、超近くにあります!!


水橋フィッシャリーナから車で約2分の距離にある、水橋漁港の目の前にある「水橋食堂 漁夫(みずはししょくどう ぎょふ)」。


地元の漁師さんがはじめたお店で、富山湾の新鮮な魚介を様々なスタイルで食べさせてくれる人気のお店です。


駐車場はお店の目の前にズラリと並べていくスタイルですが、お店に到着したらまず真っ先にするべきことがあります。それは──

入り口の中にある「受付順番発券機」で発券することです。お店がオープンする11時前でも発券可能です。
 

発券機に携帯電話の番号も入力すれば電話で呼び出してもらうこともできますし、券に書かれているQRコードをスマホで読みこめばメール・WEB・電話などからの呼び出しも可能で、スマホからも順番待ちの人数が確認できる「順番待ちに並ぶ必要がない」という素晴らしいシステムなのです。

豊富な海鮮メニュー

王道のメニューから映えるメニューまで幅広く揃っています。
 

食事メニューだけでなく一品メニューやその日のオススメもありまして、昼間から富山の地魚と地酒を満喫することもできちゃうのです。

前回の訪問時に食べた海鮮丼とお刺身

以前訪れたときは初めての訪問ということもあって、王道かつ名物の海鮮丼と漁師のお刺身を大いに堪能させていただきました。
 

ということで今回は──

まずは何をおいても漁師鍋。冷えた身体も気持ちも温まっていく幸せを噛み締めながらアラにしゃぶりつきます。
 

ということで、本日選んだメインディッシュは──

はい、こちらになりました!このメニューは「漁師秘伝のゴマ醤油漬け丼+卵黄トッピング」です。
 

ゴマ醤油漬け丼というのがまず珍しいですし、醤油ダレが「秘伝」と言われちゃうとその秘密を探りたくなるってものではないですか。まあ探ろうにも僕にはさっぱりわからないですけどね。

たっぷりのゴマが印象的ですが、味つけはあっさりしていながら味わい深さもあって後をひく美味しさです。さすが秘伝の味!
 

けっこうボリュームがあるので味変的に醤油をつけていくとなお良いと思います。

調味料や薬味が充実しているのも嬉しいポイントじゃないですか。醤油だけで3種類もあるというのも大きなこだわりを感じさせるというものですね。

両隣のお客さんがビールやら地酒やら美味しそうに飲んでるのを見て、ついたまらずノンアルコール飲料をオーダーしちゃいました。

卵黄を投入すればさらにテンションは上がります。

これは・・・お茶??いえいえ!
 

このお店の大きなウリである「黄金だし」に触れないわけには参りません。ポットに入った黄金だしを薬味とともに茶碗にそそげば、まるでひつまぶしのような楽しい食べかたができるのです。

これが想像以上に楽しくて美味しいんですよ。

黄金出汁はとっても風味豊かで濃厚。もし出汁が余ってもそのままスープとして飲んでも美味しくいただけます。

小さめのカマとはいえ、2つもついて550円とはなんというお得感でしょうか。

外側はカラッと揚がっていて中はジューシー。カマの揚げ物ってなかなか見かけないのでこれは貴重なものをいただけました。
 

どうもごちそうさまでした!!

第2ラウンドへ突入!

魚パワーをMAXまで充電し、俄然やる気がみなぎってからの第二幕。

けど── 今度はまったくツンツンすらされず・・・・・

なんなら波まで強くなってきて、気がつけば午前中と比べると釣り人たちはかかなり少なくなっていました。

周りに人がいなかったので、投げ釣りを見よう見まねでやってみたところ──

えっと・・・約2mほども飛んだでしょうか・・・昔やってた頃はフルパワーすぎたからか結び目が甘かったのか、しかけだけが遥か彼方に飛んでいったことがありましたが、今やってみるとなかなかに難しいものですね。

もうあまりに魚の気配がなさすぎて、水しぶきで発生する虹の撮影とかはじめてしまいました。

どれだけやる気があっても自然が相手ではダメなときはダメなのです。「きっぱり諦めるという勇気ある撤退」もまたアングラーに課せられた使命というものではないでしょうか。
 

今回はボウズという残念な結果に終わってしまいましたが、せっかく竿も購入したことだし釣りもまたしてみたいしで、またぜひ今度訪れてみようと思います。

水橋フィッシャリーナでは釣りも散策も景色も楽しめて、すぐ近くには旨い魚が食べられるお店もある。
 

釣りで魚や自然との対話を楽しみ、富山湾の味覚をたっぷりと満喫できる水橋へぜひ遊びに行ってみてくださいね。

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