不治の病も治す伝説がある「朝日の滝」

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富山市の中心地からファミリーパークへ向かうトンネルの前に、「とやまの名水」として認定されている「朝日の滝」があります。

地元民の自分も、つい最近まで存在を知らなかった穴場の滝。調べてみると興味深い伝説もあるようなので紹介します。

朝日の滝ってどこにあるの?

朝日の滝があるのは、富山市婦中町安田にある呉羽トンネルのすぐ近くです。
富山小杉線の道路より一段低い田畑の中あたりに位置しているので、普通に生活していて偶然見つかるような観光スポットではありません。

言葉だけでは伝わりにくいので、下記Googleマップを確認してもらうのが早いかと思います。おそらく「え、こんなところに滝があったの!?」となるはずです。



 

パッと見、ここに滝があるとは思えない

この写真を見て、ここに滝があるように思いますか?

滝というと、川のような大きな流れがあって、ごぉごぉと音を立てて落ちてくる称名滝のようなイメージがあると思います。

しかし、朝日の滝はこの写真のように、パッと見こんなところに滝があるとは思えない外観をしています。 事前に調べていないと、100%通り過ぎてしまいますよね(笑)

 

朝日の滝ってどんなところ?

富山県の朝日の滝は、一般的にイメージする滝とはちょっと異なります。 かなり小規模なので、もしかしたら「これが滝なの!?」って思う人もいるかもしれません。

しかし朝日の滝は、ただの自然の景観ではありません。神秘的な伝説を持ち、信仰の対象となり、歴史的な観光地としても知られる場所です。

「朝日の滝縁起」というタイトルの看板に滝にまつわる言い伝えなどが書いてあったので紹介します。

 

不治の病でさえ治るという伝説

朝日の滝の前にある看板を読むと、朝日の滝には神秘的な伝説が残されていることが分かります。

ざっと要約すると、昔ハンセン病に苦しむ一人の患者が滝に打たれて祈っていたところ、白蛇が現れ、患者の患部を舐めて治したという話です。この伝説が広まり、朝日の滝は不治の病を治す力があると信じられるようになり、全国から沢山の参拝者が訪れ、参道には茶店や旅籠が立ち並び賑わったとのこと。

本当かどうかは分かりませんが、火のないところに煙は立たないとも言うので、信じていた方が楽しい気持ちになれますよね。

 

最後の一本!欅の木の迫力

朝日の滝には、一本のかなり大きな欅の木があります。

看板に書かれた言い伝えには、「祭りの前年になると境内の欅の葉が県下一円に舞い散り、来年の祭りを知らせた」とあります。

昔はこのような大欅が何本もあったけど、台風などの被害で1本を残すのみとなったとのこと。このような伝説もおもしろいなと思います。

この話を知ってから、大欅をみるとまた違った価値観で見られるので興味深いです。

 

駐車場は2台分ほど

朝日の滝には、車を2台ほど止められる小さな駐車場があります。横には東屋。

日陰になるいい場所なので、昼時にはここに車を停めてランチを食べたり、休憩をしている人もいます。
満車になっていることは見たことがありませんが、少しの時間であれば道路脇に車を停めることも可能です。近くに行ったときには、ぜひ立ち寄ってみてください。

富山県内には滝が沢山ありますが、一番有名なのは落差日本一の「称名滝」ですよね。

以下のコラムで紹介しているので、こちらもぜひ読んでみてください。

Column

落差日本一の称名滝-1

落差日本一の称名滝

称名滝の駐車場やアクセス、滝見台や穴場スポットなどを丁寧に紹介しています

称名滝を徹底解説

周辺観光

朝日の滝に来た人は、車で約2分ほどの距離にある「富山市ファミリーパーク」にも寄っていくことをオススメします!
子ども連れのお出かけスポットとして人気があり、園内西側には無料で見られるエリアもあるのでリーズナブルに楽しめます。

ボート乗り場やアスレチックのほか、芝生広場もあり、晴れた日のピクニックにもオススメです。

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