美食と芸術の町「富山市岩瀬」予約不要の3店舗と「GO FOR KOGEI」をご紹介!

  • 美食と芸術の町「富山市岩瀬」予約不要の3店舗と「GO FOR KOGEI」をご紹介!-0

江戸時代から明治にかけて、北前船の寄港地として栄えた富山市北部の岩瀬エリア。才気あふれる料理人や工芸作家らが拠点を構え、“美食と芸術の町”として全国から注目を集めています。

通りや界隈には和食、イタリアン、フレンチなどの飲食店が軒を連ね、6店舗がミシュランガイド北陸に掲載されています。

これらのお店は事前予約が必要ですが、今回は気軽に足を運べるお店、3店舗をご紹介。

2024年9月14日(土)~10月20日(日)まで開催されるアートイベント「GO FOR KOGEI」も併せてご紹介します。

風情ある建物が建ち並ぶ 富山市岩瀬エリア

江戸時代から明治時代にかけて北前船の寄港地として栄えた富山市岩瀬。
岩瀬エリアのメインストリート「岩瀬大町・新川町通り」には、国指定重要文化財の北前廻船問屋「森家」をはじめ、当時の面影を残す風情ある建物が建ち並んでいます。

今回は事前予約なしで気軽に足を運べるカフェ「MUROYA」、立ち飲み処「沙石」、クラフトビールのビアパブ「KOBO Brew Pub」の3店舗をご紹介します。

カフェ「MUROYA」で 満寿泉のプラチナ純米大吟醸を使った「酒かすマカロン」を

カフェ・雑貨販売・イベントスペースからなる「MUROYA」(ムロヤ)。
社会福祉法人が障害を持つ方の就労支援の一環として運営し、本格的なスイーツやランチが楽しめるお店です。

ぜひ食べて欲しいのは「桝田酒造店」のプラチナ純米大吟醸の酒かすを使った「酒かすマカロン」。
プラチナ純米大吟醸の酒かすの柔らかな甘みは上品な美味しさでお土産にもピッタリです。

マカロンが気軽に味わえる「デザートセット」(800円)は酒かすマカロンにデザート、ドリンクが付いています。
デザートは手作りのジェラート数種類と番茶ブラマンジェから1つ選ぶことが出来、ドリンクは8種類から選択可能です。
 
地の味を盛り込んだ「琥珀糖」(200円)は地ビール、日本酒、番茶、紅茶の4種類。歯触り、甘み、香りとともに200円でこのクオリティは驚きです。
他にも日本酒、満寿泉(ますいずみ)の4種飲み比べなども楽しめますよ。

【基本情報】
店名:カフェ・惣菜・雑貨 MUROYA(ムロヤ)
住所:富山市東岩瀬村1
電話:076-437-6665
営業時間:11:00~15:00(LO14:00)
定休日:火・水曜(祝日は営業)

立ち飲み処「沙石」で約100種の銘酒のテイスティング

「桝田酒造店」が手掛ける立ち飲み処「沙石」(させき)は約100種の銘酒のテイスティングができるお店です。

レジで木桝(220円)を購入し、瓶からセルフで注ぐカジュアルなスタイル。
1杯200~500円、15分間1,000円または30分間2,000円(水1本付き)の時間制になります。

こちらでは一般に出回っていないお酒や、ここでしか飲めない限定酒、スコッチウイスキーブランドとコラボしたものなど多彩に揃っています。
 店内にはちょっとした酒の肴、満寿泉の酒かすに漬けた「ほたるいか素干し」(748円)や、氷見の「釣屋魚問屋」が作る魚介加工品もあるのでちびちび飲みたい人にもおすすめ。

時間制のためか、ついつい欲張って飲みすぎる方もいるようです。嗜む程度でぜひお楽しみください。

 【基本情報】
店名:沙石(させき)
住所:富山市岩瀬大町93
電話:080-2962-6683
営業時間:10:00~17:00(最終受付16:15)
定休日:火曜

「KOBO Brew Pub」でチェコ出身の醸造家が醸すオリジナルクラフトビールを

地元有数の廻船問屋として栄えた馬場家。国登録有形文化財「旧馬場家住宅」の敷地内にお店を構えるのはビアパブ「KOBO Brew Pub」(コボブリューパブ)。

米蔵をリノベーションした店内は太い梁と柱に支えられたダイナミックな空間。中央にはガラス張りのマイクロブルワリーがあり、チェコ出身の醸造家が醸す、つくりたてのクラフトビールが味わえます。

内容は季節によって異なりますが約10種類のビールが揃っています。
オススメは定番の馬場ヴァイツェン、ドラゴンエールなど4種の飲み比べができる「TASTING SET」(1400円~)。
 
ビールのお供にはとっておきのおつまみを。富山の名店「メッツゲライ・イケダ」の、肉汁あふれるソーセージ「ソーセージBIG」と、芳醇な味わいの「富山和牛ジャーキー」は、ビールとの相性抜群です。 

ソフトドリンクも充実しているので1人でも家族連れでも気兼ねなく楽しめますよ。

【基本情報】
店名:KOBO Brew Pub
住所:富山市岩瀬大町107-2
電話:080-3047-9916
営業時間:11:00~18:00(フード17:00LO/ドリンク17:30LO)
定休日:不定休

アートイベント 「GO FOR KOGEI」とは

「GO FOR KOGEI」は2020年にスタートした北陸から工芸の魅力を発信するアートイベントです。
2024年度は9月14日(土)〜10月20日(日)まで岩瀬エリアと金沢市・東山の二つのエリアで開催されます。

今年度は 「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」をテーマに、作品展示のほか様々なイベントを通じて、現代における新たな工芸が発信されます。
 

上記で紹介した「沙石」では書家の柿沼康二(かきぬまこうじ)さんの作品が。
「KOBO Brew Pub」では舘鼻則孝(たてはな のりたか)さんの作品が展示されています。

いつもは一般開放していない土蔵「Aka Bar」「Ao Bar」では五月女晴佳(そうとめはるか)さんの作品が。
「酒蕎楽くちいわ」の青蔵では岩崎努さんの作品などが展示されており、見どころ満載です。

沙石では書家の柿沼康二さんとのコラボレーションとして、柿沼さんの書によるGO FOR KOGEIのロゴ入りのお猪口(非売品)で利き酒が体験できます。
ここでしか出会えないオリジナルロゴ入りのお猪口でぜひ美味しい日本酒を味わってみてください。

KOBO Brew Pubの舘鼻則孝さんの絵画作品。
期間中は作品を眺めながらクラフトビールがいただけますよ。

岩瀬でぶらりと街めぐりを

歴史ある岩瀬エリアはアートにグルメにと魅力的なお店が勢揃いしています。
2024年10月20日までの「GO FOR KOGEI」期間中はいつもと違う岩瀬を感じられます。

富山にお越しの際は富山市・岩瀬もぜひ足を運んでみてください。
 

ランキング

#人気のタグ

テーマ

エリア

ライター紹介

ライター一覧を見る

同じテーマの記事

このライターの記事