4月解禁!シロエビ漁 富山名物シロエビグルメ

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富山を代表する名物の一つ「シロエビ」。
シロエビとは、透き通るような淡いピンク色の身が特徴的な小さなの海老のことです。体長約6cmと小柄ながらもキラキラと光るその姿は、別名「富山湾の宝石」とも呼ばれています。

シロエビは日本近海に広く生息していますが、漁が成り立つほど漁獲できるのは世界的にも富山湾だけなんです!
シロエビ漁は4月1日からスタートし11月まで。6〜7月は漁の最盛期を迎えます。今回は富山に来たら絶対食べたい!シロエビグルメについてご紹介します。

シロエビグルメとは

シロエビ料理は県内の居酒屋さんやお寿司屋さんでかき揚げやお刺身などでいただけます。
シロエビはお刺身にすると本来の上品な甘みや食感が味わえ、かき揚げにするとサクサクで香ばしく、独特の甘みが堪能できます。
他のエビとは違い、火を通しても赤くならないという点も特徴のひとつです。

富山県内の居酒屋や鮨店、割烹など多くの飲食店で味わうことができます。
富山電気ビルディング県民会館店 レストラン清風では白海老の天麩羅が単品とセットメニューで味わます。
天麩羅とビールでぐいっと昼から一杯呑むお客さんも多いそうです!

セットメニューは富山のご当地うどん「氷見うどん」、富山県民が大好きな「とろろ昆布のおむすび」とともに楽しめます。氷見うどんにのった赤かまぼこも要チェックです。

老舗の料亭がつくるシロエビ料理

岩瀬の料亭「磯料理 松月(しょうげつ)」では7,000円以上のコース料理でシロエビを200匹ほど使った福団子が振る舞われます。(2023年4月現在)
丁寧に皮をむき、身を包丁で叩いて団子にし、炭火で焼いた福団子。味はもっちりとしていながら、軽くて香ばしい贅沢な一品です!

名前も福団子と縁起もよく、私自身の結婚式披露宴で利用させていただきました。県内外のゲストに大好評でしたよ。

シロエビグルメをさらに深掘り!射水市が生んだシロエビ・くりーむ・コロッケ

シロエビグルメのニューカマーをご紹介します。
日本財団「海と日本 PROJECT」の一環で行う、「海の魚・食」を切り口に海の地域課題解決を目指すソーシャルアクションプロジェクト「トトタベローネ」の企画に参加した白海老漁のお膝元、射水市。

「トトタベローネ」は地域独自の魚食文化に焦点を当て、地域の魚をメインとしたメニュー開発や飲食店との各種連携により”食を通じて海の問題を考える” という事業でした。その中で生まれたシロエビグルメがシロエビ・くりーむ・コロッケ。優しいシロエビの美味しさがクリームコロッケによって、マイルドに仕上げられています。

参加店の一つ、射水市にあるユニコネルモンドではシロエビ・くりーむ・コロッケを「白エビのアランチーニ」にアレンジ。
アランチーニとはイタリアのライスコロッケのこと。香ばしく揚げられた白エビのライスコロッケにバジル、チーズ、トマトの3色のソースを添えていただきます!

こちらは夜のみの提供になります。詳しくはお店までお問い合わせください。

富山といえば、ラーメン!白海老味噌ラーメンと白海老塩ラーメン

都道府県別ラーメン店舗数で全国10位以内に入るラーメン大好き富山県。シロエビとラーメンを組み合わせない手はありません。
射水と高岡の間、高岡市姫野にあるラーメン店「すたじあむたけ」では「白えび塩らーめん」と「白えび味噌らーめん」の2種類のシロエビラーメンが味わえます。

「白えび塩らーめん」はシロエビの旨みと甘みが塩ベースのスープにスッキリとまとめられ、女性に人気のラーメンです。シロエビの香ばしさと優しい味がマッチした一杯になります。「白えび味噌らーめん」はシロエビの身、殻をたっぷり使用し、濃厚でマイルドに仕上げた看板ラーメンです。「白えび味噌らーめん」の誕生は店主の地元、射水市新湊のシロエビ業者さんとのやりとりからスタートしました。


毎回、シロエビの刺身を作る際に出る大量のシロエビの殻を何かに利用できないかという相談を受けて商品開発がスタート。シロエビの殻は香りも良く出汁としても最高です。
廃棄されていたシロエビの殻とシロエビの身を使った味噌が「白えび味噌らーめん」となりました。さらにこのシロエビの味噌ベース。
ご飯にのせても美味しいということで「たけ謹製 白海老味噌」として改良され、お土産として2022年から販売されています。

「たけ謹製 白海老味噌」は富山駅前CIC「ととやま」、富山駅前MAROOT内「美富味」、「新湊きっときと市場」、「有磯海サービスエリア」、「日本橋とやま館」などで購入できますよ。

シロエビの昆布じめ

昆布がほとんど採れないにも関わらず昆布消費金額、全国1位の富山県。
富山には昆布を使った料理も数多く、その中の一つが魚を昆布でしめる「昆布じめ」になります。

富山市城址公園すぐそばにある「志満屋(しまや)」は料亭や飲食店に魚を卸す専門店。新鮮なお魚を昆布で挟み、-60℃で短時間冷凍する「昆布じめ」は一般の方でも購入できます。「白えび昆布じめ」はお店で手剥きしたシロエビを昆布で挟み、昆布じめにし、さらに優しくおぼろ昆布で包まれています。

通常のお刺身でも甘味を感じるシロエビですが、昆布の旨味成分が白エビと相まってさらに旨味がアップ。醤油無しでもいただけ、おぼろ昆布と絡めると味の変化も楽しめます。手土産や贈り物などにも喜ばれますよ。

富山に来たら、シロエビはマストグルメ!

世界でも希少なシロエビ。富山にお越しの際はぜひ一度召し上がってみてくださいね。

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