富山市のスーパー「アップルサンショウ食菜館」お土産に最適!“間違いのない”安全安心な品揃えが魅力
地元スーパーマーケットの中で、富山市内に2店舗を構える「アップルサンショウ食菜館(しょくさいかん)」は、食からの健康と安全安心をモットーに、他店とは一風変わった高品質の食品を扱う。さながらブティックで服を選ぶような楽しさを覚える品揃えは、住民はもとより、富山に赴任した人からも人気を博している。同店の歴史と経営理念を社長に聞くとともに、お土産に最適な“間違いのない”取り扱い商品を紹介する。
創業51年の老舗スーパー、激安競争から食を通じた健康へ路線転換
「アップルサンショウ食菜館」は1973年に第一号店を開店してから今年で51年目を迎える老舗スーパーマーケットで、現在は富山市新根塚(しんねづか)町店と同市栄町店の2店舗を運営している。
「最も多い時で7店舗を展開していました。当時は他店とのディスカウント競争に明け暮れる日々でした」
と同社の2代目・林敬三社長は振り返る。
安売り路線からの脱却は今から27年前の1997年。先代社長が通っていた食の学校で、本当の健康とは何かについて学んだ際のことだった。
「食品添加物の危険性などを勉強するにつれ、安い商品販売を重視するよりも、値は張るけれども安全安心な商品を扱ってお客様の健康と明るい食卓をサポートしたいと考えました。それからは独自の仕入れ先を開拓し、富山県ならびに全国からこだわりの品をどこよりも取り揃えています」
と自信を見せる。
ブティックで洋服を選ぶような楽しさを
経営理念を一新し、合成添加物のない食品や有機栽培の野菜・果物などを集め、販売価格帯を百貨店と庶民的なスーパーの間に定めて他店との差別化を図っていく。路線転換によって売上が立たないなど苦労もあったが、徐々に理念が浸透すると、今度は来店客から「このブランドの商品を置いてほしい」といったリクエストが増え、要望に応えていくうちに魅力的な売り場への発展を遂げていった。
実際に調味料コーナー1列を見ても、しょうゆや味噌、見慣れないスパイスなどがずらりと並ぶ様子は圧巻で、じっくりと眺めてしまうほどだ。多種多様なスーパーがある都市圏から富山に赴任した方からも、”かゆい所に手が届く”品揃えの良いスーパーとして評判が高いという。
「ブティックで洋服を選ぶように、商品を選んでもらえれば。店で買い物の楽しさを感じて、心身ともに健康になってほしいです」
と力を込める。
手作り新聞を発行、スーパーから健康寿命を延ばすお手伝い
林社長の健康への熱意は、店内に置かれてある手作り新聞「アップルサンショウニュース」からも見て取れる。月に一回、健康に関する情報を調べて来店客に配布している。
林社長はこれからも本当の健康を追求していきたいとし、
「食を提供するスーパーという身近な場所から、お客様の健康寿命を延ばすお手伝いをしていきたいですね」
と熱っぽく話した。
【アップルサンショウおすすめのお土産①】晩酌にいかが?自家製昆布締めとかまぼこ、そして地酒
ここからは「アップルサンショウ」で取り扱うお土産にも最適な商品を紹介する。
まずは鮮魚コーナーにある自家製の昆布締め。昆布消費量の多い富山県民の食卓の定番の一品だ。サス(カジキマグロ)が昆布で締められており、さらにショウガで味付けしてあるのが特徴だ。サスには昆布のうまみが染み渡っており、ショウガが魚の臭みを消し、口当たりをすっきりとさせている。
続いてはこちらも富山での消費量が多いかまぼこ。「梅かま」、「四方蒲鉾」、「生地蒲鉾」など材料が良いお店おすすめのメーカーの品を数種類並べている。
昆布締めとかまぼこをアテにして味わいたいのは、米どころ富山の地酒だ。お酒コーナーには「玉旭」や「成政」、「立山」といった地酒を揃えている。今回は「玉旭」のひやおろしを選び、なめらかでまろやかな味わいを楽しみつつ、昆布かまぼこと昆布締めに舌鼓を打った。
【アップルサンショウおすすめのお土産②】富山のおやつ「どんどん焼」
総菜コーナーは、材料から手作りの揚げ物などが自慢だ。中でも珍しいのは、富山ならではのおやつ「どんどん焼」。祭りの屋台では馴染みの食べ物で、小麦粉ベースの木地に昆布などを乗せ、ソースを塗って半分に折った“粉もの”である。値段も手ごろで、小腹が空いた時にちょうど良い、口にすると、もっちもちの生地の食感に塩っぱいソースと昆布の風味が合わさり、懐かしい気持ちになる。賞味期限の関係からお土産には適さないが、買い食いをしてほしい富山の“ジモメシ”だ。
【アップルサンショウおすすめのお土産③】有機栽培「どろんこ農園」のお米と野菜
生鮮食品コーナーでは、有機栽培に定評のある富山県舟橋村(ふなはしむら)の「どろんこ農園」の食材を一押ししている。精米の「げんき米」や、ねぎや春菊などの野菜がこだわりの栽培法を紹介しながら陳列されている。
【アップルサンショウおすすめのお土産④】富山県産豚を使った「自家製チャーシューメンマ」
精肉コーナーでは、富山県産豚を使った自家製の煮豚が常連客の人気を集めている。何にでも合うあっさりとした昔馴染みのシンプルな味付けが喜ばれている。
【アップルサンショウおすすめのお土産⑤】地元民馴染みの名店品が並ぶ和菓子コーナー
和菓子コーナーでは、地元民からも愛される名店から入れ替えで商品を仕入れており、今回は「竹林堂分家」の甘酒まんじゅうや「わかば」のたい焼きが並べられていた。富山駅や空港などの旅の玄関口には並ばない人気店の品もあるので、こちらもチェックしてほしい。
このほかにもまだまだ紹介しきれない高品質の品々が売り場に揃う。店内の隅から隅まで独自性を出した“間違いのない”品揃えは、料理好き、買い物好きの方はもちろん、富山ならではのお土産を選ぶお店の一つとしてもおすすめだ。富山市を訪れた際には一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。
アップルサンショウの営業時間は10:00~23:00。1月1日、2日以外は年中無休。
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