北陸新幹線で自転車旅へ!富山湾岸サイクリングコースを走る週末プチトリップ
東京から富山まで、北陸新幹線でおよそ2時間8分。自転車をパッキングして電車に持ち込む「輪行」を駆使すれば、首都圏から手軽に富山サイクリングへと繰り出せます!
今回は東京発、富山から氷見までのサイクリング旅をプランニングしてみました。ビギナーにも優しい富山湾岸サイクリングルート、そして数々の絶景ポイントをぜひご堪能あれ!
日本屈指の絶景に出会える「富山湾岸サイクリングコース」
富山湾沿岸を端から端まで繋ぐ「富山湾岸サイクリングコース」。
海と山の織りなす絶景に加え、平坦で走りやすく、多くのサイクリング愛好家を魅了しています。
その恵まれた環境から、2021年に「ナショナルサイクルルート(NCR)」に指定されました。
(※NCRの概要は以下をご参照ください)
簡単に言うと、国が認めた優良サイクリングコース、ということ!
絶好のサイクリング環境で、多くの方に富山旅を楽しんでもらいたい。
今回は自転車旅をテーマに記事にしてみました。
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![初心者にも優しいサイクリングコース-1](https://www.info-toyama.com/storage/language_blog_article_paragraphs/4628/responsive_images/vmc3K2JTNHP6Q7OnsDAG1u0fBG4ZdFTtOJ427XaA__1588_1191.jpeg)
北陸新幹線で輪行の旅へ出発!
今回は都内から富山へ、1泊2日のサイクリング旅をイメージしてプランニングしてみました。
まずは東京駅で自転車をパッキングし、北陸新幹線「かがやき」に乗車します。
かがやきは全席指定ですので、えきねっと予約がオススメです。
乗車したら、最後列席後ろの隙間に自転車を置きます。
この荷物スペースは、予約なしで利用可能です。
(※ピーク時間帯を避け、譲り合ってご利用ください)
筆者はこのスタイルで何度も輪行していますが、快適な車窓旅をエンジョイしています。
2時間と少々、あっという間に富山へ到着です。
富山駅から湾岸ルートへと走り出す
環水公園を抜けたら、神通川を北上して湾岸沿いを目指します。
河口近くまで走ると、路側帯にプリントされた青い線を発見。
これはブルーラインと呼ばれ、湾岸サイクリングコースの道標となります。
氷見から朝日町までをつなぐ、その全長はおよそ100km。
ブルーラインを辿れば、初めてでも迷う心配なく走れます!
今回は目的地の氷見まで、ひたすらブルーライン沿いを進みます。
スタート20kmで新湊大橋(しんみなとおおはし)に到着。
橋の根元から見上げると、迫力ある立姿を楽しめます。
橋は乗車しては渡れないので、歩行者通路を押し歩きして対岸に渡ります。
左手には富山新港が見渡せる、ちょっとした空中散歩タイム。
新湊大橋をバックにちょっと一息
新湊大橋を渡り終えると、すぐ目の前に広がるのが海王丸パーク。
晴天時は立山連峰、帆船、斜張橋の美しいビューポイントとなります。
富山を代表する絶景は、忘れられない思い出となるでしょう!
パーク内のカフェや、至近の「新湊きっときと市場」でのランチもおすすめです。
ここから先もフォトスポットが沢山あり、ついつい足を止めてしまいます。
ビギナーでも走りやすく、撮影も楽しめるのが湾岸コースの魅力です。
道の駅雨晴でスイーツタイム
海王丸パークからおよそ11kmで「道の駅雨晴(あまはらし)」に到着。
こちらも富山を代表する絶景ポイントで、ぜひ撮影を楽しんでほしいです!
2階にはお土産処と、カフェでコーヒー&スイーツが楽しめます。
この日は昼過ぎから少し暑くなってきたので、抹茶ソフトクリームでクールダウン。
2階オープンデッキから眺める富山湾と立山連峰、最高の景色でした!
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![海と山を望む、開放感溢れる道の駅-1](https://www.info-toyama.com/storage/language_blog_article_paragraphs/4632/responsive_images/SEyVUG3cdRrrsj6uQyKN04dmIFe5Y9VIS8zIBpZG__1673_1113.jpeg)
道の駅雨晴から先の一部区間は、車が進入してこない自転車専用レーン。
島尾海岸と立山連峰をバックに、快適にサイクリングを楽しめます。
白い砂浜があまりにも美しいので、ここは南国ビーチリゾート?と思えるほど。
(強風の日は、砂が路面を覆ってしまうのでご注意を)
雨晴から先は信号が少なく、あっという間に氷見の休憩ポイント「ひみ番屋街」へ。
道の駅雨晴と並んで、サイクリストの定番寄り道スポットです。
氷見漁港直送の海鮮や、氷見の美食が揃うグルメスポットでもあります。
天然温泉「総湯」もあって大変魅力的ですが、今回はさらに先を目指してみます。
湾岸サイクリングルートの終点へ
宿へのチェックインまで時間の余裕があり、石川県との県境を目指してみます。
ひみ番屋街から片道約13km、信号も車も少ない道が続きます。
観光要素は控えめですが、立山連峰と富山湾を独り占めできる、今日1番の絶景ルート。
脚に余裕がある方はぜひ終点を目指してみてください!
氷見で一泊。オーシャンビューが嬉しい「民宿あおまさ」
来た道を引き返して、湾岸コース上に建つ「民宿あおまさ」にチェックイン。
全5室のコンパクトな民宿で、リラックスした空気が漂います。
じわりと心地よい疲労感を、天然温泉とサウナでリフレッシュ。
海に面したプライベートサウナは、まさに、あおまさ宿泊者の特権です!
ディナーは当日水揚げされたお魚をふんだんに用いた、海鮮フルコース。
ロケ当日の春はほたるいか、あわび、蟹しゃぶなどをご提供いただきました。
シーズンごとに異なる旬の味は、まさにこの日だけのもの!
潮騒の聞こえるオーシャンビューの和室で、心地よい眠りにつけるでしょう。
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![氷見を五感で楽しもう!サウナと天然温泉、海鮮料理の民宿-1](https://www.info-toyama.com/storage/language_blog_article_paragraphs/4665/responsive_images/qpkTd5t48N5Diry2VWnOrxGVJ4pcoyLNKIV6XLKd__1518_918.jpeg)
今回の走行ルートはこちら
スタート:富山駅北口
ゴール:民宿あおまさ
走行距離:66km
想定時間:サイクリング 約4時間 + 観光 約2時間
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![富山でレッツサイクリング!-1](https://www.info-toyama.com/storage/language_blog_article_paragraphs/4645/responsive_images/F4euDL0fEWrX6Jbfg4XwvVn0vtP0z6iV5JDmMQik__1600_925.jpeg)
翌日は来た道を引き返して、湾岸ルートをひたすら進むも良し。
雨晴から南下して、高岡経由で観光してから富山を目指すも良しです。
富山をスルーして、一駅先の「黒部宇奈月温泉駅」までひた走るのも一興です!
北陸新幹線「はくたか」で東京まで戻ることができますよ。
(民宿あおまさ→黒部宇奈月温泉駅まで約65km)
輪行を使えば、北陸自転車旅はグッと身近になります。
サイクリングフレンドリーな富山で、ぜひ旅を満喫してくださいね!