「駅」から始めよう、とやま旅。富山県内の主要駅を大特集:後編
駅、それは観光の起点となる最重要スポット。今回は後編として、県内観光につながる4つの駅をご紹介します。
どのスポットも特色豊かで、気付きがたくさん。ぜひ駅そのものにも注目いただければと思います!
あえて電車で行きたい、富山県の駅
今回も引き続き、県内観光の中心となる4拠点をクローズアップ。
取材時は冬でオフシーズン気味でしたが、それぞれ全く異なる個性があり楽しめました。
富山の観光はこれからが本番。
春のオンシーズンに向けて、参考にしていただければ幸いです!
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立山駅:立山黒部アルペンルートの出発点
●乗入路線:富山地方鉄道立山線 / 立山ケーブルカー
●スポット:立山カルデラ砂防博物館 / Locomotion cab
まずは立山駅。
富山地方鉄道立山線で1本、富山駅から1時間ほどで到着します。
アルペンルートのスタート地点でもあり、登山シーズン中はケーブルカーに乗り込む人々で賑わいます。
駅舎内にはお土産屋さん、食堂、レンタルショップも充実。登山客のサポート体制はバッチリです。
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アルペンルート休業期はひっそりとしていますが、駅周辺のスポットは豊富。
駅徒歩1分の立山カルデラ砂防博物館(立カル)は、一部無料で見学可能な社会科見学スポットです。
お食事処あおき、おにぎりの志鷹と、立山駅グルメは何度も通いたくなるほどの充実っぷり。
山々を眺めながら、LOCOMOTION COFFEE AND BEDでのカフェタイムもおすすめの過ごし方です。
春はE-BIKE(イーバイク)レンタルを利用し、称名滝(しょうみょうだき)までサイクリングもいけますよ。
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宇奈月温泉駅+宇奈月駅:トロッコ列車の映える温泉街
●乗入路線:富山地方鉄道本線 / 黒部峡谷鉄道
●スポット:宇奈月温泉街 / 山彦橋
黒部の秘境、宇奈月温泉駅(うなづきおんせんえき)。
アクセスは電鉄富山駅から1時間40分で終点まで、ちょっと長めの列車旅です。
駅を出てすぐに温泉街が広がり、足湯や峡谷の原風景を満喫できます。
ちなみに北陸新幹線の停車駅は「黒部宇奈月温泉駅」、黒部峡谷鉄道の始発駅は「宇奈月駅」。
名前は似ていますが、別駅になっています。
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徒歩5分でトロッコ電車の始発「宇奈月駅」に到着。
春夏秋はトロッコが稼働し、最奥の祖母谷温泉(ばばだにおんせん)や登山を楽しむ人々で賑わいます。
駅舎から山彦橋を眺めたり、遊歩道に繰り出したりと楽しみ方は様々。
美しい黒部峡谷は、四季を通じて異なる表情を見せてくれますよ。
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越中八尾駅:レトロな駅舎から坂の町へ
●乗入路線:JR高山本線
●スポット:八尾の町並み
続いて越中八尾駅(えっちゅうやつおえき)。富山駅から高山本線に乗り、30分で到着です。
夏の祭典「おわら風の盆」開催期には臨時列車が運行され、多くの観客を運ぶターミナルとなります。
駅中にはおわらのモチーフが随所にあり、プチ資料館のように楽しめますよ。
おわら風の盆の開催時期は9月ですが、その美しい町並みはいつ来ても素敵です。
駅から坂を登り、たどり着く「諏訪町本通り」はイチオシスポット。
閑静な家並みを散策すれば、素敵なリフレッシュタイムになること間違いなしです。
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城端駅:南砺市観光の中心地
●乗入路線:JR城端線
●スポット:善徳寺
最後は、南砺市(なんとし)の城端駅(じょうはなえき)。高岡駅から55分の電車旅で到着です。
その歴史は古く、開業はなんと1897年。
広い南砺市の中心北寄りに位置し、ここから福光(ふくみつ)や五箇山へのアクセスが可能。
まずは、駅舎内の観光協会で情報収集するとよいです!
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徒歩10分ほどかけて中心街に行くと、荘厳な善徳寺とご対面。
本願寺第8代の蓮如上人(れんにょしょうにん)によって開かれ、約530年もの歴史を重ねるお寺です!
「越中の小京都」と喩えられた町並みは、落ち着いた雰囲気で魅力たっぷり。
八尾に似た石畳通りを歩けば、心安らぐ散策タイムとなることでしょう。
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いかがでしたでしょうか??
前編では、富山駅、高岡駅、新高岡駅、氷見駅をご紹介しています。まだ見てない方は、こちらもぜひ!