観光列車「べるもんた」で氷見線を満喫!
富山の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」
高岡駅を起点に土曜日は山側のJR城端線(じょうはなせん)、日曜日は海側のJR氷見線(ひみせん)を走行します。
今回、氷見線を走行する「べるもんた」に乗車してきました。
観光列車に乗ったのは初めてでしたが、思っていたよりもお手軽で楽しめたのでご紹介いたします。
お手軽に乗れる観光列車!!
観光列車と聞くと贅沢で敷居の高いイメージがありましたが、様々なタイプがあるようで、この「べるもんた」は”ちょっと乗ってみたいな!”と思えばリーズナブルに乗れる観光列車でした。
通常の乗車券に座席指定券(大人は一律530円)を追加すれば乗車可能です。停車する駅なら途中乗車・降車が可能なので観光列車を満喫しながら目的地までの移動に活用する事も出来ます。
また、氷見線を走行する「べるもんた」の一部も城端線の『新高岡駅』まで乗り入れているので、新幹線からの乗り継ぎも便利です。
今回私は、砺波駅始発の「べるもんた氷見1号」に『新高岡駅』から乗車しました。
停車駅は 砺波 → 新高岡 → 高岡 → 伏木 → 雨晴 → 氷見 でした。
城端線『新高岡駅』は新幹線の改札から少し離れた場所にあり、無人駅のため車掌さんがホームできっぷの確認をしてくれました。
~楽しみ1~ 高岡駅構内で車両が移動する貴重な体験
『新高岡駅』から『高岡駅』までは乗車約3分で到着しました。
『新高岡駅』~『伏木駅』以遠を乗車・降車の駅にすると、珍しいイベントに遭遇できます。 高岡駅構内の城端線と氷見線は離れた場所にあり、お互いの路線を直接行き来する事ができません。そのため、車両が前後に行き来し城端線ホームから氷見線ホームに移動します。乗客を乗せたままこのように移動する事は珍しく、特に『高岡駅』は広い構内に線路が沢山あるため、移動距離が長く、貴重な体験が出来ました。
城端線から氷見線へ移動が完了すると、多くの方が乗車してきて「べるもんた」は満席になりました。
~楽しみ2~ 車内を見て回る
『高岡駅』では停車時間が長くとられているので車内を見回る事が出来ました。もちろん、走行中も見回る事が出来ますが、停車中なら安心してゆっくり見る事ができます。
他にも細かな工芸品などありますので、見回って探してみてください。
~楽しみ3~ 食事やお酒を味わう
こちらは座席指定券とは別途予約が必要ですが、車内で富山の海鮮や地酒を楽しむ事ができます。
職人さんが乗車しており、ぷち富山湾鮨などの食事を提供してくれます。(予約方法は後述)
私は「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」をいただき、とても贅沢な気分を味わえました。他に地酒セットなどのコースもあります。
~楽しみ4~ 観光案内や楽しい話をしてくれる
地元のガイドさんが様々な話をしてくれます。富山に住んでいる私でも「へぇー!そーなんだ!」と思う事が多々あり面白かったです。
~楽しみ5~ 富山湾の絶景と撮影タイム
伏木駅を過ぎてしばらくすると、海沿いを走ります。私が乗車した日は生憎の天気でしたが、タイミングがあえば世界でも稀な「海越しの3,000m級の山々」の絶景を見る事が出来ます。また、見晴らしがよい場所でしばらく停車して景色を見せてくれたのも観光列車ならでは、と思いました。
雨晴海岸を訪れていた方々と手を振りあったり、沿線の駅や施設から手を振ってくれる方もいらっしゃいました!
指定席券・食事の予約方法
■運転日の確認(JRおでかけネット)
城端線は土曜日、氷見線は日曜日の運行(2024年 現在)
また、土曜・日曜日以外に運行される事もあります。
■座席指定券の予約(1ヵ月前の10:00から予約可能)
・「e5489」JR西日本のインターネット予約サービス
・JR主要駅の「みどりの窓口」
■車内での食事(別途、乗車券・指定席券の購入が必要)
以下のサイトから予約できますが、予約の際に注意事項があります。
※事前予約で3日前の17:00まで販売 数量限定で車内販売
※お手持ちのべるもんた座席番号を、お申込み画面にてご入力ください。
※本プランには、乗車券・指定席券は含まれておりません。
※食事を提供するお時間の都合上、ご乗車区間は「新高岡駅・高岡駅~氷見駅」または
「高岡駅・新高岡駅~砺波駅」以遠の駅まででお申込みください。
氷見線は駅周辺にも見どころがたくさん!
『新高岡駅』から約1時間の乗車で終点の『氷見駅』に到着です。見るところ、聞く事が多くあっという間でした。
氷見駅を出ると藤子不二雄Ⓐ先生のまんがキャラクターのモニュメントなどが設置されています。散策しながら市街地を歩くのも楽しいです。
Column
また、途中「べるもんた」が停車した『雨晴駅』、『伏木駅』、『高岡駅』はそれぞれ駅周辺に見所が多くありますので、帰りは途中下車して観光しながら高岡方面に戻るのもお勧めです!