富山県の山に咲く花!登山初心者にもおすすめです!
植物に無関心だった私ですが、富山県の山を訪れるうちに山の花の虜になりました。植物園などでも見る事が出来ますが、自生している植物を見つけたときは感動します!
今年も私が絶対に見たい、県内でも気軽に見られる山の植物を紹介いたします。
「フクジュソウ(福寿草)」 赤祖父山(南砺市)
黄色くて小さい花。朝は閉じており、日が当たってお昼くらいから開花してきます。
北陸で見られる場所は少なく、南砺市(なんとし) 赤祖父(あかそふ)山のこの場所は、『梆谷(ほうたに)の天然福寿草自生地』として富山県の天然記念物に指定されています。やはり、珍しいと言われると有難みが増しますね。
赤祖父山登山口から30分ほど登ると群生地に辿り着きます。山頂までは急登が続くので、ここまで来て戻られる方もいるようでした。
時期:3月から4月頃
お手軽度:★☆☆
登山口は2ヶ所あり、以下①の場所の登山口から登らないと見る事は出来ません。
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「ユキワリソウ(雪割草)」 赤祖父山(南砺市)
有名な花のようですが、私は昨年初めて知りました。もう名前が素敵ですね。花びらの枚数、色は多様らしく、いろいろなタイプがあるので面白いです。
赤祖父山でフクジュソウ群生地や、少し登った場所で同時期に見る事が出来ましたが、南砺市だと八乙女山など、他にも県内様々な場所で見る事が出来るそうです。
小さくて気づきにくいため、見つけた時は感動しました。
時期:3月から5月頃
お手軽度:★☆☆
「サンカヨウ 」医王山(南砺市)、縄ヶ池(南砺市)
サンカヨウは一番感動した花です。花びらが雨で濡れると透けてガラスのようになります。こちらも色々な山で見る事が出来るそうですが、透明の状態を見るためには、
①長い時間雨に打たれた状態(半日以上)
②開花から数日以内(すぐに散ってしまう為)
という条件が必要でタイミングが難しいそうです。できれば、悪天候の日に登山はしたくないですね。
しかし、南砺市でお手軽に見る事が出来る場所がありますのでご紹介いたします。
【医王山(南砺市)】
富山県と石川県の県境にある医王山は、標高約700mの国見ヒュッテ(南砺市)まで車で行くことができ、建物近くの道路沿いや、堂辻登山道に入ってすぐの場所でサンカヨウを見る事が出来ました。山登りはしなくてよいので、雨の日でも安心して見に行けました。
【縄ヶ池(なわがいけ)(南砺市)】
標高約800mにある縄ヶ池はミズバショウの自生地として有名ですが、サンカヨウも多く自生しています。歩道が整備されているため、あえて雨の日を狙って出かけてみるのも良いと思います。あわせてミズバショウも見る事が出来ます。
時期:5月から6月頃(標高による)
お手軽度:★★★
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南砺市で寄り道「ヨッテカーレ城端」
南砺市城端(じょうはな)でお腹が減ったらここ。
東海北陸自動車道サービスエリア「城端ハイウェイオアシス」内にある「ヨッテカーレ城端」。
富山県産のお米を使用し、富山の名産や地元の山菜などを具にしたおむすび。ふっくら握られておりとても美味しいです。
東海北陸自動車道を利用しなくても一般道から立ち寄ることが可能で、テイクアウトも出来るので近くに来たらぜひ寄ってみてください。
「ニッコウキスゲ」 白木峰(富山市)
大きく色鮮やかな初夏を代表する高山植物。植物に興味がなかった私でもニッコウキスゲは知っていました。
富山県で有名なニッコウキスゲの群生地「白木峰(しらきみね)」への林道は長い間通行止めでしたが、2023年の秋から通行可能となりました。
8合目駐車場まで車で行くことが出来るので頂上までは徒歩約60分、「浮島の池」まで山頂から木道を歩き約30分なので気軽に楽しむ事が出来ます。
ただしシーズン中は、朝5~6時には駐車場が満車となり、坂道での路上駐車となりますので時間に余裕を持って出かけましょう。今年は数年ぶりに林道が開通したことで多くの人が訪れそうです。
時期:6月下旬から7月頃
お手軽度:★★☆
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最後に
まだまだたくさんの植物がありますが、気軽に行ける、私が今年も見たいと思う植物と観賞スポットを紹介させていただきました。山に登る理由は人それぞれですが、自生している花をタイミングよく見られた時は嬉しい気持ちになります。
山登りを始めたい!植物を見てみたい!と考えている方はぜひ参考にしてみてください。