【VISIT富山県】情熱あふれる「ガラスの街」で吹きガラス体験!楽々タクシープランレポート
富山市はかつて薬にまつわるガラス産業が盛んでした。そして現在は、芸術文化としてのガラスの発展を目指している「ガラスの街」です。国内最大規模の施設は、ガラスの世界ではとても有名。情熱を持ったガラス作家が集まるアツい街なのです。
今回私はタクシーで楽々移動しながら、「富山ガラス工房」で吹きガラスを体験しました。富山市の観光スポットも一緒に巡れるおすすめプランです!
それでは出発!タクシードライバーさんがお出迎え
出発は富山駅改札口。今回担当していただくのは、ニュータクシーの入部さん。このように案内板を持って出迎えてくれました。入部さんは、接遇研修やモニター審査を経て、質の高いおもてなしサービスが提供できるタクシードライバーとして富山県から表彰された「おもてなし優良タクシードライバー」。目的地に向かう道中に入部さんの案内を聞きながら快適に移動することができます。季節にあったルートで案内してもらえるので、どんな景色に出会えるのか楽しみです!
タクシープランは公共交通機関では訪れにくい観光スポットを気軽に移動できます。移動時間のロスを最小限に出来ることもメリットの一つ。その分思い出時間を増やせますね。
注)ドライバーおよび車種は異なる場合があります。
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富山駅のグラスアート〜トランジット・ライティングウォール
富山駅の路面電車発着場の壁面は細いボーダー状のタイルのようなガラスが並んでいます。後ろからライトに照らされてとても綺麗。「路面電車」と「とやまのガラス」が一緒にみられるスポットです。
呉羽山展望台から眺める「立山連峰」に感動
まずはじめにタクシーで向かうのは呉羽山展望台。天候がよければここから立山連峰が一望できます。ここは富山市が「立山あおぐ特等席」に認定している絶好の眺望ポイント。正面に見える美しい立山連峰は、何度みても飽きない景色です。是非絶景を楽しんでくださいね!
タイミングが合えば、北陸新幹線や富山きときと空港を発着する飛行機を見ることができます。北陸新幹線や飛行機と立山連峰のコラボはとても絵になります。コラボ写真は望遠レンズがあるといいので、カメラ好きの方は是非ご持参ください!
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富山駅のグラスアート〜フロアシャンデリア
北陸新幹線改札口正面あたりに、15センチ角の四角いガラスブロックが通路床面に埋め込まれています。天井からLEDライトが当たり、時間によって色が変わってとても綺麗。一見ガラスに見えない密かな「とやまのガラス」です。
国内最大規模の富山ガラス工房で、吹きガラス体験にわくわく
展望台で立山連峰に感動したあとは、富山ガラス工房に向かいます。
富山市は薬で栄えたガラス産業を背景に、芸術文化としてのガラスの発展を目指している「ガラスの街」。創造の場である「富山ガラス工房」の敷地には学びの場である「ガラス造形研究所」があり、情熱を持ったガラス作家の活気に満ちています。吹きガラス体験は【第2工房】で行います。
工房前でタクシーを降りて受付したら体験開始です。
まずはじめに作りたいガラスのデザインを考えてデザインシートに描いていきます。迷うところは相談にのってもらえるので安心です。今回私は少し高さのあるデザート皿を作ることにしました。
富山ガラス工房オリジナル色「富山曼茶羅彩(まんだらさい)」のうち、体験では「コシノアオ」と「コシノヒスイ」を使用できます。「コシノアオ」は美味しい魚が沢山獲れる富山湾の深い青、「コシノヒスイ」は朝日町で採れる神秘の石「翡翠(ひすい)」の色をイメージして作られた富山らしい優しい色です。旅の思い出にもなりますね~。もちろん模様の色は豊富なので楽しみながら選びましょう!
私は「富山曼茶羅彩」の2色をチョイス。金箔も入れられるということで、金箔の模様も決めました。
デザインが決まれば、工房内に移動していよいよ吹きガラス体験です。
体験には2人のガラス作家のサポートがつきます。工程の度に、丁寧に説明してもらえるので、何の作業をしているのかがよくわかります。難しい工程も手を添えてもらうことで安心して体験できました。
器の口の広げ具合や高さなど、自分の考えるイメージに可能な限り近づけてくれるよう寄り添ってもらえるので、とても心強いです。
完成したガラスは後日受け取ります(配送は有料)。
詳しい工程は吹きガラス体験記事をご覧くださいね。
今回担当してもらったガラス作家お二人。古野さんがガラス作家を目指したのは、ここでの体験がきっかけだそう。お二人からはガラスが大好きな気持ちが伝わってきました。聞きたいことがあれば、隙間時間に聞いてみましょう。
お二人のおかげで楽しい体験ができました。ありがとうございました!
体験のあとは…
体験のあとは、タクシーがくるまで併設するカフェやショップを楽しむことができます。
ショップに併設する「カフェclie(クリエ)」は吹きガラス体験後のひと休みにちょうど良いスポットです。席がゆったりと配置されており、開放的な空間でゆっくり過ごせます。お水はセルフサービスで、ガラス作家のグラスで飲むことができます。ガラス作家の器で提供されるメニューもありますよ。
ショップでは、ガラス作家が作った作品が展示販売されています。アクセサリーや季節のオブジェ、普段使いできそうなものから、特別な時に使いたいちょっといいモノまで様々です。作家それぞれの個性が溢れています。ほとんどが一点物なので、ビビッときたら是非お土産にも!
きれいに陳列されているガラスはまるで美術館のよう。見ているだけでも楽しめますよ。
「TOYAMAキラリ」へ〜富山市ガラス美術館とカフェ小馬〜
帰りは「富山市ガラス美術館」でタクシーを降りて楽々プランは終了です。
ここ「TOYAMAキラリ」は隈研吾(くまけんご)氏が設計した街中のランドマークで、是非訪れたい観光スポットです。
常設展示ではガラス界の巨匠「デイル・チフーリ」氏による作品が展示されています。カラフルで独創的な空間芸術は一見の価値あり。常設のコレクション展では現代ガラスが展示されています。ガラス作家によるグラスアートの芸術性をより実感できるのは、実際に吹きガラス体験をしたからこそだと思います。
また2〜4階のパブリックスペースにはガラス作家によるグラスアートが展示されており、無料で観覧できます。2階のミュージアムショップではガラスに関連したグッズを購入できます。
「カフェ小馬」は創業40年の富山駅南にある老舗喫茶の2号店。2023年6月にオープンしました。広々とした店内では、「ガラスの街とやま」と小馬セレクトの「富山の美味しいもの」を楽しむことができます。
地元の富山トンボ飲料がつくる「富山ブラックサイダー」や「ノンアルコールスパークリングワイン セレブレ」、黒部峡谷や温泉で有名な黒部の地ビール「宇奈月ビール」、岩瀬にある桝田酒造の地酒「満寿泉(ますいずみ)」、おつまみには日の出屋製菓の「しろえび&昆布かきもち」。小馬の地元愛に溢れるラインナップは、富山県民の私も嬉しくなるものばかりです。
「鈴木越後」の江戸練羊羹を受継ぐ「鈴木亭」
富山で羊羹といえば「鈴木亭の木目羊羹(もくめようかん)」。「鈴木亭」は、江戸幕府御用菓子司「鈴木越後」の元で修行した初代が江戸時代に創業した老舗。今でも初代の製法を守り継承されています。「木目羊羹」は美しい立山杉の木目模様を表現した羊羹で、どこを切っても木目が現れるなんとも美しい羊羹です。滑らかでスッと口の中でとろけます。
いつまでも続いてほしい富山の味です。是非ご賞味くださいね。
さいごに
日常に戻った数日後、出来上がったガラスが届きました。わくわくしながらプチプチを開く喜びで、旅の思い出がよみがえります。「とやまのガラス」を存分に堪能できる楽々タクシープラン、おすすめです!
今回ご紹介した体験プランの詳細・ご予約はこちら
【VISIT富山県】富山ガラス工房 de 吹きガラス体験 楽々タクシープラン
■所要時間:【1~2名の場合】約3時間、【3~4名の場合】約4時間
■時間 :【1~2名の場合】12:30~15:20頃、【3~4名の場合】12:30~16:20頃
■料金 :7,800円~17,500円(税込) ※参加人数により異なります。
■最新情報及び詳細は下記サイトにてご確認ください。
*こちらはVISIT富山県とのタイアップ記事です。