~おわら風の盆の町を堪能~「八尾贅沢プラン」で 越中八尾の旧町さんぽ

  • なりひら通りから諏訪町へ

    なりひら通りから諏訪町へ

  • 八尾曳山

    八尾曳山

  • 三味線体験

    三味線体験

  • 石畳の道 諏訪町

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  • 福鶴酒造

    福鶴酒造

  • 「北吉」でゆっくりお昼ごはん

    「北吉」でゆっくりお昼ごはん

  • ビュースポットの禅寺坂

    ビュースポットの禅寺坂

  • 自然に囲まれた八尾町

    自然に囲まれた八尾町

「おわら風の盆」で有名な坂のまち越中八尾(やつお)。ここ越中八尾では、かつて富山藩の財政の要として栄えた名残をみることができます。静かな古い町並みを歩くと、まるでいつかの昔にタイムスリップしたかのような不思議な感覚になります。
今回は「VISIT富山県」の、観て、食べて、歩いて、弾いて越中八尾を楽しむ「八尾贅沢プラン」で八尾を訪れました。歴史や文化に触れながら、越中八尾をまるっと楽しめました。越中八尾が初めての人も、リピーターも「おわら」はもちろん、「おわら以外」も楽しめるプランです。

スタートは曳山展示館

まずは越中八尾観光協会のガイドを聞きながら館内を見学します。見どころは展示されている曳山。
越中八尾曳山祭は毎年5月3日に開催される八幡社の春季祭礼。越中八尾の繁栄を伝承する行事の一つであり、280余年の歴史があります。祭では6本の曳山が旧町を曳廻りますが、このうちの3本が展示されています。
 

越中八尾はかつて蚕種や養蚕、和紙などで繁栄し、富山藩の財政の要でした。曳山は、井波彫刻や城端の漆工、高岡の細工物など伝統工芸の粋を集めたとても豪華な装飾が施されており、まさに動く伝統芸術作品なのです。細工をみると本当に繊細で綺麗。これだけ豪華なものは簡単には作れないことは一見に如かずです。いかに当時の越中八尾が繁栄していたかを想像することができます。

館内の一番奥は中心産業だった蚕種や養蚕について知ることができる「蚕と八尾」コーナーになっています。
特に蚕種業は全国の1/4のシェアを占めていたそうです。どれだけ儲かっていたかは曳山をみれば一目瞭然ですね〜。

曳山展示館は当日の入場券で再入場が可能なので、プラン終了後にじっくり見るのもいいですし、映像コーナーで曳山祭を始めとした動画を見るのもおすすめです。

機会があれば是非八尾曳山祭へ。動く曳山を目近で見ることができます。角廻しと言われる道の角を90度曲がる時の力強さは大迫力。きしむ車輪の音や掛け声、お囃子など見どころ聞きどころが沢山ありますのでおすすめですよ〜。

古い町並みを歩きながら「福鶴酒造」へ

展示館を出発し、ガイドを聞きながらゆるっと町を歩きます。諏訪町本通りは日本の道100選に選ばれている美しい石畳の道。景観が良いだけでなく、豪雪地帯の知恵で道が綺麗に保たれる工夫がされています。

到着したのは「福鶴酒造」。福鶴酒造は創業170余年、今も昔ながらの伝統のつくり方で日本酒を造る酒蔵です。今回は酒蔵を見学します。

ひんやりとした酒蔵にはお酒の入った大きなタンクが沢山あり、温かみのある店舗部分とは違って静かで無機質です。醸造の神様がいる神聖な場所を見学することは、とても貴重な体験でした。見学では試飲も可能です。手間ひまかけて造られる日本酒をお土産にするのもいいですね。

おわら資料館と三味線体験

八尾おわら資料館は「おわら」に関することがわかる資料館。まず「おわら」の文化や歴史を映像でみたあと、ガイドを聞きながら館内をまわります。
1階ではおわら普及に関わった文化人の紹介、2階では各町の特色や楽器についての資料が見学できます。地元の画家、林秋路氏の絵画はおわらの愛に溢れています。とても素敵なのでみてください!

機会があれば是非「おわら風の盆」へ!

三味線はおわら保存会の方に教えてもらいます。
三味線の弦は3本。手前から1.2.3番、弦を押さえる位置が2.4.6番と番号がつけられており、弦と押さえる位置とで三味線の音を出していきます。保存会の方が丁寧に教えてくださり、「おわら」のメロディの始めの方をなんとか弾け?ました。難しかったですが、普段三味線に触れる機会はないので貴重な体験でした。保存会の方の三味線の音色と唄はとにかく素敵でした。やっぱりおわらは良いです。
今度「おわら」を観た時は、楽器と唄を奏でる地方(じかた)にも注目しようと思いました。

割烹「北吉」でゆっくりお昼ごはん

三味線体験のあとは、鏡町へ。ひときわ狭い道の鏡町はおたや階段下でのおわら踊りが有名です。
お昼ごはんは割烹旅館「北吉」でいただきます。
 

北吉は創業130余年、かつて政府公認の高級料亭でした。花街として賑わった鏡町にある同店は政治家や文化人が数多く訪れたことでしょう。

綺麗に手入れされた庭を眺めながら松花堂膳をいただきます。
館内は創業当時そのままです。かつて賑わった時代に思いを巡らせながらゆっくりとした時間が流れます。今回は、女将から当時の花街の歴史についてお話を聞くことができました。タイミングが合えばお話を聞けることがあるようです、これもまた楽しみの一つですね。

ひと休みのあとは…

お昼ごはんを食べてひと休みしたらプランは終了。このあとはプランに含まれるクーポンを使って町歩きを再開しました。「よばれっちゃ」クーポンは、食べ歩きクーポンが3枚と喫茶割引券が1枚利用できます(無料引換券は6店舗、喫茶割引券は4店舗から選んで利用します)。私が訪れたお店を紹介します。

上新町の「小蔵亀寿堂(こくらかめじゅどう)」ではおわらにちなんだ名前の和菓子や素朴な和菓子が並びます。好きなお菓子を一つ交換できます。私は「玉衣」にしました。おわらのイラストが越中八尾らしくていいですね〜。

創業130余年の歴史ある味噌醸造元「水上芳一商店」は旧町の一番奥西新町にあります。ここでは糀の甘酒と交換できます。店内の椅子に座って飲むことも可能なのでひと休みできますね。

西町にある「うす和(わ)」は和菓子だけではなく、洋菓子やパンも販売しています。こちらでは女踊りの形をした「おわら小町」と交換できます。イートインスペースもあり、ひと休みも可能です。店前のベンチに腰掛けて休むこともできますよ。

ベテラン夫婦が営む「ピッコロ」は昭和にタイムスリップしたかのよう。店内全てが味わいを醸し出し、昭和生まれの私には懐かしい空間です。店内は音楽ではなくカウンター内のテレビの音声。この日は野球放送でした!コーヒーとケーキをクーポン割引でいただきました。
注)分煙はされていません

おすすめ土産

旅の最後はやっぱりお土産がお楽しみ!八尾曳山展示館の入り口近くにお土産が多数販売されています。「おわら」関連はもちろん、地元の食品も購入できます。お気に入りを見つけてくださいね。

Column

とやま土人形-1

とやま土人形

各町のデザインで作られたおわらのとやま土人形は、とやま土人形工房で作られています。とやま土人形は富山10代藩主の時代から160余年伝承される郷土の伝統民芸品。こちらの記事でとやま土人形について触れていますので是非ごらんください。

呉羽山で遊ぼう!とやま土人形絵付け体験とカフェ巡り

おわりに

いかがでしたか?ガイドを聞きながら観光すると、見るだけではわからない情報を知ることが出来るのでおすすめです。プラン終了後はクーポンを使用しながら町を散策すると、越中八尾の旧町内をまるっと楽しめます。今回は酒蔵見学や三味線など貴重な体験ができて、越中八尾を訪れたことのある私も新発見がたくさんありました。歴史や文化を知ることで、より一層「おわら風の盆」や「八尾曳山祭」の魅力を知ることが出来るのではないかと思います。

今回ご紹介した体験プランの詳細・ご予約はこちら

【VISIT富山県】観て・食べて・歩いて・弾いて♪ おわら風の盆の町をお得に巡る『八尾贅沢プラン』

■所要時間:約4時間
■料金  :【食事付き】 9,800円  【食事なし】 4,800円
■最新情報及び詳細は下記サイトにてご確認ください。

*こちらはVISIT富山県とのタイアップ記事です。

【 2024 おわら風の盆 直前特別企画 】のご案内

 VISIT富山県 

2024年度のプランは大変好評を博し、無事に終了しました。
来年度は2025年6月中旬以降の販売開始を予定しております。
(内容は変更となる場合があります。)


<参考>
【2024 おわら風の盆 直前特別企画】
~華やかなりし時代めぐり~ 地元老舗料理旅館で堪能するお座敷おわら<夕食付>


今年も9月1日(日)~3日(火)に開催が予定されている「越中おわら風の盆」。
こちらの企画では、本祭期間は数年先まで予約が取れない、料理旅館「北吉」の歴史ある“離れの間”にて、地元の旬の恵みを活かした会席料理をご賞味後、贅沢な「お座敷おわら」鑑賞をお愉しみいただけます。
さらに、地元の方よる「おわら」にまつわるお話も!
例年3日間で約20万人の観光客が訪れる本祭を前に、特別な空間で、ゆったりと哀愁漂う「おわら」ならではの情緒を存分にご堪能ください。

■所要時間:1時間30分
■時間  :18:10~19:50  ※8月24日(土)のみ17:50~19:30
■料金  :おひとりさま(おとな・こども共通)23,500円
■含まれるもの:お座敷おわら鑑賞料、夕食代、特別室利用料 
■設定日 :2024年8月22日(木)・23日(金)・24日(土)・26日(月)・27日(火)       
■備考  :上記はあくまでも2024年度の実施内容(参考情報)です。
 

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