毎年行ってる地元民が教える！「新湊曳山祭」の見どころ8選

高さ約7m、重さ約3tの曳山が13基、「イヤサー、イヤサー」の活気ある掛け声とともに、雰囲気のある街並みを巡行している風景を想像してみてください。

射水市（いみずし）の新湊曳山祭（しんみなとひきやままつり）は、「人生の約束」のタイトルで映画化されたほど大人気のイベントです。

僕は新湊生まれなので、生まれてから、ほぼ毎年行っているほど大好きなお祭り。内川などの新湊の風景と、巨大な曳山とのマッチングは最高なので、一度見たらきっと常連になってしまうはずです。

新湊曳山祭をより楽しめるように、地元民目線でオススメを8つピックアップしました。順番に紹介していくので、参考にしてください。

掲載日：2024.09.30

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提灯山の一斉点灯

新湊曳山祭の1番の見どころは、まちがいなく提灯山の一斉点灯です。
初めて行われたのは、クロスベイ新湊ができる前の旧庁舎。映画「人生の約束」のシーンの再現として開催されました。

そこから庁舎取り壊しやコロナなどがあったため、しばらく開催されなかったのですが、2022年あたりからクロスベイ新湊で再開。
最近は、同時に花火も打ち上がり幻想的な風景を楽しめます。

新湊曳山祭に来るのであれば、必見のイベントです。

クロスベイ新湊での曳山勢揃い

16時頃、花山から提灯山へ切り替えるために巡行していた曳山がクロスベイ新湊に集まってきます。
クロスベイ新湊で待ち構えていれば、自分は動かずして13基全ての曳山を見ることができるので、かなり効率的。

曳山が勢揃いした光景は、かなりの迫力なので写真を撮るタイミングでもあります。
掛け声とともに敷地に戻ってくるところも、見どころ十分なので早めに見やすい場所を確保しておくことをお勧めします。

放生津八幡宮での出発式

朝7時半くらいから来れる人は、放生津八幡宮（ほうじょうづはちまんぐう）での出発式も見てみてください。

順行中は荒々しいイメージのある曳山と曳き手ですが、出発式は落ち着いた神聖な儀式であることを認識できます。
宮司さんのお祓いなど、普段はなかなか見られないレアなシーンが見られるので得した気持ちになれるはず。曳山が順番に町に繰り出していく光景も一見の価値ありです。

東橋の急カーブと湊橋のクランク

新湊曳山祭は、曲がり角を車輪を引きずりながら一気に曲がるのが、一つの見どころ。
特に、クランクになっている「東橋」と「湊橋」は大迫力です。

「東橋」は、すごく狭いクランクなので角にある家にぶつかりそうになりながら進んでいくシーンを楽しめます。噂によれば、これまでに何回か木を折ったりぶつかったりしてるんだとか...

「湊橋」は、橋で急坂になっているので「東橋」とは違った迫力を楽しめます。

新湊曳山祭を見るのであれば、この2つのスポットは外せません！

夜の内川に映る幻想的な提灯山

新湊の人気観光スポット内川。
夜に提灯山で内川を巡行するルートの年は、内川に映る提灯山を見られます。 2年に1回、奇数年しか見られない風景なので、かなり貴重。

ちなみに一番キレイなのは、湊橋を渡るところを南側から見たところです。
ただ、湊橋のクランクを近くで見る場合は見られません。水面に映る風景をとるか、クランクの迫力をとるか、いつも悩まされます。

からくり人形と豪華絢爛な装飾

新湊の曳山の特徴のひとつに、からくり人形があります。
曳山全体に目が行きがちですが、曳山の上に乗っている人形にも目を向けてみてください。曳山は町内によって異なるので、特徴的なからくり人形を見つけるのが面白いです。

ちなみに毎年かは分かりませんが、僕が行ったときは東町の車庫で、実際にからくり人形を触ることができました。

からくり人形と豪華絢爛な装飾

もうひとつ、曳山で注目して欲しいのは車輪です。
これも町ごとの曳山によって異なりますが、金ピカで豪華な車輪からは、漁師町として栄えた新湊の歴史を感じることができます。

曳山ごとにどんな車輪がついているのか見てみると、歴史や財力などを想像することができて興味深いです。

提灯の付け替え

17〜18時頃、クロスベイ新湊に勢揃いした13基の曳山は、花山から提灯山に衣替えをします。

提灯を付け替えているシーンは、なかなか見られないので貴重。毎年やっている作業なので、どの町内もびっくりするくらいスムーズに付け替えます。

曳山の車庫

祭りのない期間、13基の曳山は、町内ごとの車庫に収納されています。
車庫が開いているところを見られるのは、祭りの期間だけ。関係者でなければ、曳山の車庫はそうそう見られるものではありません。

各町内によって、立て替えてすごくキレイな車庫もあれば、年季が入って雰囲気のある車庫もあります。
曳山だけでなく、曳山が入っていた車庫に注目するのもオススメです。