【新店】古民家を改装したカフェ「mokkado」で、チャイやかき氷を楽しんで(射水市)
射水市内で2024年8月から営業を開始した「mokkado(もっかど)」は、漢方の考えをベースにしたチャイやかき氷が楽しめるカフェです。古民家をリノベーションした店内は、コンセプトである「懐かしい未来へ」が感じられる場になっています。今回はその空間やメニューの魅力を、詳しくお伝えします!
射水市内の古民家をリノベーション
「mokkado (モッカド)」を企画したのはカフェに隣接する製薬会社、源平製薬。心身ともに健康的な生活を目指す同社のコンセプトを実体験できる場を、目指しています。
射水市内の市街地にあり、車で来た場合は、隣にある源平製薬の駐車場に停められます。電車の場合は、あいの風とやま鉄道「小杉駅」からタクシーなどご利用ください。
建物を設計したのは「無印良品」の海外店舗や「MUJIホテル」を手がけるデザイナー、青柳哲央さんです。中に入ると、オレンジを基調とした落ち着いた空間が広がっています。改築工事のときに出た廃材や床下にあった石が椅子やテーブルに再利用されているため、古き良きものを大切にする思いが伝わってきます。その一方でどこか未来的な雰囲気もあり、コンセプトの「懐かしい未来へ」を体現していると感じました。中から見える庭や通りの風景も美しく、目をやるたびに癒されます。
まずはカウンターで注文
注文は入口のカウンターで行うスタイルです。ベースとなっているのは、病気になる前の「未病」からアプローチを行うという考え方。病気を未然に防ぐことで、身体も心も幸せな状態=幸せ寿命の延伸に貢献することを目指しています。そういった背景から、メニューは漢方の考え方をベースにショウガやシナモンなどの身近な生薬、スパイスなどを効果的に使ったものがそろっています。
どれも魅力的で迷ったのですが、今回はチャイ「mokkado」「ブリスボール」「チャイのかき氷」を選びました。お店の方が丁寧に説明してくださり、助かりました。
心と身体にやさしいチャイ各種
チャイに特化している理由は、オーナーのインド旅行中の体験に由来しています。旅先で体調を崩した時にマサラチャイを飲んで回復した経験から、身体の調子や気分、好みで選べるチャイを出すことにしたそうです。
チャイは4種類あります。今回選んだ「mokkado」はカルダモン、シナモン、クローブ、ジンジャー、ブラックペッパー入り。そこに砂糖と牛乳の甘味が加わっています。
まず、うれしかったのは、温かさをキープするグラスで提供されていること。最後まであたたかい状態で飲めました。スパイスの配合が絶妙で身体がじわじわ温まり、香りもよく癒されました。
私は20年ほど前にネパールを訪れた時にチャイが好きになり、お店や自宅でよく飲んでいます。そんな私にとって、ここのチャイはすべてが好みでした。ブラックペッパーがアクセントになっており、量もたっぷり。本当に満足しました!
ヘルシーで満足感たっぷり!「ブリスボール」
「ブリスボール」は、オーストラリア発祥とされる、砂糖、たまご、乳製品、小麦粉を使わないグルテンフリーのお菓子です。ナッツやドライフルーツが入っており、素材のおいしさを存分に味わえます。アプリコット味は、ほどよい酸味と甘さが絶妙なバランスで、ひと口ごとに幸せを感じられました。レーズン味は、レーズンの甘みとナッツの香ばしさが相性抜群で、少しずつ大切に噛みしめていただきました。
チャイ好きも大満足の「チャイのかき氷」
かき氷は雪のようなふんわりとした食感で、驚きました。それぞれの層にクリーム、スパイス、ジンジャーやナッツが入っていて、各層を楽しむことも、混ぜて食べることもできます。横に置かれたチャイのシロップをかけて食べると、おいしさは最高潮に。
ナッツの香ばしさ、おいしさにも魅了されました。かき氷とナッツを一緒に食べるのは初めてだったのですが、その相性の良さに驚きました。ちなみに、もう一つのメニューは胡麻。こちらも説明を読むだけでもワクワクするような、工夫いっぱいのかき氷です。
かき氷には、瞬間冷凍された溶けにくい氷が使われているので、時間をかけてゆっくりと味わうことができました。
こだわりの販売ラインナップにも注目!
カウンター横には、こだわりのモノが販売されています。今回は、「絵本な雑貨店」画家のナオトさんが作っているブックカバーを購入。立山と雷鳥の柄があり、うれしかったです。さっそく額に入れて飾っています。他にはハーブティーや胡麻が、販売されています。
心身共に癒される、唯一無二のカフェ
「mokkado」の店名は、古代中国で生まれた自然哲学の思想「五行説」に由来しています。「五行説」は、世界は「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」の5つでできており、それらのバランスを保つことで世界はうまく回っているという考え方です。この前半部分の「木火土」が、店名になっています。その店名のとおり、心と身体のバランスを整えられる場になっていると感じました。
12月中旬からは、待望のランチがスタート。心身ともに癒されるために、ぜひまた行きたいです。