一人旅でも楽しめる！立山黒部アルペンルート「室堂」散策のススメ

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立山黒部アルペンルートに一人旅で行くのはハードルが高いことのように感じるかもしれませんが、室堂なら1人でも十分楽しめます。今回は、私が実際に1人で行ってみて気づいた準備のポイントと、当日のおすすめルートをお伝えします。

掲載日：2022.07.28

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「室堂」をおすすめする理由

「室堂」はアルペンルートの最高標高地点にある駅です。立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継ぎ、合計1時間ちょっとで到着します。

室堂をおすすめする理由は2つ。1つは、散策路が舗装されていて歩きやすいから（ただしサンダルやヒールのある靴はNG）。もう1つは、散策路には直径数メートルの範囲内に人がおり安心感があるからです。さらに施設も充実しているので「ホテル立山」で、ゆっくり景色を眺めながら、食事やお茶をいただく、といった楽しみ方もできます。

準備のポイント① ウェブ予約をしておこう

立山駅でもチケットは買えますが、ウェブで事前予約するのがおすすめです。ウェブサイトの時刻表で乗り換えの回数を知ると、うまく乗り換えができるか心配になるかもしれません。ただ実際は、立山駅の出発時刻と目的地の到着時刻さえ把握すれば、当日は人の流れについていけば大丈夫です。

立山黒部アルペンルート WEBきっぷ

準備のポイント② 防寒グッズと熊鈴を持っていこう

標高2450mの室堂と地上の気温差は10度以上！　地上よりも涼しく寒いことを想定し、オフィシャルサイトのアドバイスを参考にしながら、服装、持ち物を準備しましょう。また、クマが出る可能性がゼロではないので、特に人気のない場所を散策する可能性がある場合は、必ず熊鈴をつけていきましょう。

立山黒部アルペンルート「服装と持ち物アドバイス」

いざ、立山ケーブルカーへ

WEBきっぷは、立山駅の入り口にあるこの機械で受付します。

ケーブルカーは、改札に並び、一気に乗ります。7分ほど乗ったら、あっという間に美女平駅に到着。

立山高原バスに乗り換えよう

美女平駅からは、そのままバスへ。ほとんどの人が、ケーブルカーを降りてすぐに、改札から徒歩１分ほどのバス乗り場に向かっていくので、流れについていけば問題ないです。

室堂散策のポイントは、ルート選び！

室堂についたら、まずは階段を上り、外へ出て地図をチェックしましょう。おすすめは、舗装されている道を1時間ほどかけてのんびり歩く「みくりが池・エンマ台（上記地図のA）」コース。私は、室堂に到着してから、上記の地図をスマートフォンで撮って、確認しながら歩きました。

なお、公式ウェブサイトから散策マップをダウンロードすることも可能です。また、「スマホで歩こう」というサービスがあり、現在地と見どころをチェックできるので、それを活用するのも良いでしょう。

歩道はこんな感じです。

2000メートル越えの室堂は、まさに別世界。2021年10月に訪れた際は、みくりが池のまわりの独特の色の世界や、高山植物のチングルマの紅葉に心を奪われました。

4月～6月は、室堂から徒歩で行ける「雪の大谷」へ行くのがおすすめ。「雪の大谷」の見学コースは人が多いので、１人で行っても不安なく楽しめます。雪の上を歩くこともあるので防水の効いたトレッキングシューズや長靴、スノーブーツを持っていく、または履いていくと良いでしょう。なお、「雪の大谷」開催時期は、みくりが池などをめぐる散策道は雪に覆われているので、ご注意ください。

雪の大谷イベントサイト

Column

1人で行く時の注意点

1人で行く時の注意点は、舗装された道以外の場所に行かないこと。私はちょっとした冒険心で「玉殿岩屋」というところに行ったのですが、到着までの10分ほどの山道で数人にしか会わず「野生動物に遭ったらどうしよう…」と怖くなりました。その時は何にも遭わなかったですが、みなさんは私のような真似は決してしないでください！