天然水をくみ上げた極上の銭湯と、口コミで人気のサウナを楽しめる「高原鉱泉」
富山県は全国で5番目に人口10万人あたりの入浴施設が多く、地元密着型の魅力的な銭湯がたくさんあります。そこで今回は、数ある銭湯の中でもサウナ好きから熱い支持を得ている、昭和32年創業の「高原鉱泉」をご紹介します!
※参考:入浴施設都道府県別登録件数ランキング(NTT タウンページ株式会社)
「高原鉱泉」は富山市内。駐車場もあります!
「高原鉱泉」があるのは、富山市高屋敷。駐車場(30台分)と駐輪場があります。どちらも広く、停めやすいです。
公共交通機関を使う場合は富山駅から地鉄バスの「西の番行き」「不二栄町行き」に乗り「高原町バス停」で下車、そこからバスの進行方向に1分ほど歩くとつきます。
どの行き方でも、曲がるべき角に大きな看板があるので、それを目安に行くとよいと思います。
営業時間は、火曜から土曜は14~24時、日曜は朝風呂ができる8~24時で、月曜が定休日です(2024年5月時点)。
こちらにアクセスや営業時間の最新情報が載っているので、行く前にご確認ください。
入り口には湧き水が!
入り口までの道は趣がある雰囲気で、入る前から心がときめきます!
入り口の横には湧水があり、水筒などに自由にくめるようになっています。さっぱりしていて飲みやすいので、お風呂あがりやサウナ中の飲み水にもぴったりです。帰りのお土産にもどうぞ。
受付は券売機&番台で!
ついたらまず靴をロッカーに入れ、券売機で入浴券を購入。それを番台に出します。私は入浴後に韓国のフェイスマスク(何種類もある中から選べる)もやりたかったので、一緒に買いました!
中は、掃除がゆきとどいていて清潔です。地元の人たちがたくさん通っているので、ローカルな銭湯ならではの雰囲気を満喫しましょう!
使いやすい脱衣所
脱衣所に入ると居心地と使い勝手の良さに、銭湯の店主の心遣いを感じました。沖縄の音楽が流れており、壁に沿って棚があるので、他の人とぶつかることなく、適度な距離を保ちながら着替えられます。
薬湯がある「北の湯」
早速、お風呂へ。「高原鉱泉」は、天然水を地下80mからくみ上げ、薪釜で沸かしているのが特徴です。
お風呂は北の湯と南の湯の2種類があり、今日の女湯は北の湯でした。
お風呂は、両方に4種類ずつありました。お湯は、どのお風呂も肌にあたる感じがとてもやわらかく、優しい入り心地でした。泡風呂はスイッチで動くようになっていて、きめ細やかな泡に包まれて快適でした。漢方を使った薬湯もありました。
「南の湯」には、露天風呂が!
南の湯には、日本全国の温泉地の湯の花が入った露天風呂があります。露天風呂の横にある外気浴のための椅子もナイスな位置にあり、くつろげました。
蛇口がナイス!
個人的に銭湯ならではの良さだと感じているポイントが、蛇口です。ひねるだけで適温が出てくるシャワー、押すと強い勢いででてくるお湯と水(一部は適温のお湯のみ)。使いやすいのはもちろん、子どもの頃に祖母と行っていた銭湯を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
快適な、フィンランド式サウナ
「北の湯」「南の湯」の両方にあるフィンランド式サウナは、ほどよい湿度が心地よく、通常のドライサウナよりも早く汗をかくことができました。温度は100~105度ほどですが、湿度があったからか暑くてキツイという感覚はあまりなかったです。
どちらも、サウナの目の前に水風呂があり動線もよかったです。水は15度ほどで、こちらも肌にやわらかい入り心地!
サウナから水風呂の流れがスムーズでした。
外気浴は、「北の湯」はサウナの真横の椅子、「南の湯」は露天風呂においてある椅子に座れるようになっています。
今回私は6分間のサウナ、10秒ほどの水風呂、数分間の外気浴を3セットおこないました。たくさん汗が出て気持ち良かったです!
富山&全国のサウナ好きに口コミで特に人気の銭湯になっている理由が分かりました。
ジョッキでノンアルコールビールが飲めます!
お風呂の後のおすすめは、ジョッキで飲むノンアルコールビール!
サウナを終えた後の一杯は、まさに至福でした。おつまみに駄菓子コーナーのお菓子を選び、テレビをみながらほっと一息つきました。
※ものによって食券を買う必要があるものと、そのまま支払うものがあるので番台で聞くか、食券機で確かめてみてください。
売っているものが面白い!
ノンアルコールビール以外にも、この銭湯には面白い工夫がたくさんあります。
私のツボは、カプセルトイのコーナー!
銭湯らしい内容が多いのですが、個人的なおすすめは湯船に浮かべるシマエナガと動物のもの。お子さんを連れてきたら喜ばれそうです。飲み物、食べ物も充実しており、飛騨の瓶牛乳、駄菓子コーナー、ソフトクリームなどから好きなものを選べます。
ぜひ行ってみてください!
「高原鉱泉」は富山のローカルな雰囲気を味わえる、工夫たっぷりの銭湯です。懐かしさと新しさが共存しており、年代を問わず楽しめる場所なので、ぜひ行ってみてください。私も通い続けます!