季節の花々の楽園!「花の森・天神山ガーデン」(魚津市)
魚津(うおづ)市には、地元のボランティアの方々が丁寧に管理している「花の森・天神山(てんじんやま)ガーデン」という穴場スポットがあります。特にハナモモや牡丹、芍薬が開花する春に多くの方が訪れます。
今回は、ここで見られる花の種類や絶景スポット、周辺のおすすめのお店や日帰り温泉をご紹介します!
「花の森・天神山ガーデン」とは
「花の森・天神山ガーデン」は、「天神山」という里山にある自然植物園です。もともとは1996年から魚津市出身の植物学者、古川仁朗(ふるかわじんろう)さんが研究のために作った植物園でした。その研究がひと段落した際に「ぜひ地元に残してほしい」と有志がお願いし、それが叶って2010年からボランティア団体「花の森・天神山ガーデン」に管理が引き継がれました。
入園料は無料~300円(2023年10月時点/時期により変動あり)。できるかぎり自然のままの様子を残すという方針で、ボランティアの方々が丁寧に植物のお世話をしているので、どの植物も元気そのもの。広さは約9,000平方メートルで、花を見ながら30分~1時間ほど散歩するのにちょうどよいです。なお、犬も抱っこすれば一緒に入れます。
「花の森・天神山ガーデン」への行き方
「花の森・天神山ガーデン」は、魚津ICから車で約15分、あいの風とやま鉄道魚津駅からは車で約10分で行けます。現地には無料駐車場が88台分あるので駐車もご安心を。
公共交通機関で行く場合は市民バスの天神ルートに乗り「魚津歴史民俗博物館口」で降りてください。
魚津駅でレンタサイクルを借りて行くこともできます。所要時間は約20分です。登り坂が多いのでギア付きにしましょう。
圧巻は、春の開花時期!
花の森・天神山ガーデンの特徴は、花の種類の豊富さです。魚津市観光協会の公式サイトによると、以下がおおよその開花時期です。
3月中旬~4月中旬 水仙
4月中旬 ハナモモ、牡丹
4月下旬~6月中旬 芍薬
毎年の開花時期は同サイトの「イベント&ニュース」でご確認ください。
こちらは、2022年4月に行った時の様子です。水仙、ハナモモ、チューリップが見ごろでした。シャクナゲも美しかったです。平日にも関わらず多くの方が訪れており、人気のほどがうかがえました。
夏や秋もおすすめ!
2023年6月下旬に訪れた時は、アジサイが元気に咲いていました。本格的な夏の訪れの直前だったので緑の色がとても濃く、夏に向かっていく植物のパワーが伝わり、元気づけられました!
秋はまた、別の魅力があります。ゆっくりお散歩をお楽しみください。
絶景スポットもあります!
小道と階段を抜けたところにある「魚津歴史民俗博物館」の横は、知る人ぞ知る絶景スポット! ここは見晴らしがとても良く、天気が良い日は海まで見えます。
地元の歴史も学べます!
「魚津歴史民俗博物館」にも、ぜひ行ってみてください。博物館内の「吉田記念郷土館」は魚津の伝統工芸、祭りや生活ぶりを伝える展示が多く、勉強になりました。「旧沢崎家住宅」には昔の暮らしで使われている道具が置いてあり、興味深かったです。どちらも入場料は無料です。
「ぶどうの森工房」でお土産を買おう!
天神山ガーデンの入り口に戻ったら、ぜひ向かい側にある「ぶどうの森工房」へ行ってみてください。ここでは12~5月頃までの間、この天神地区にあるぶどうの森工房の自社農園で作られたさつまいもを使った焼きいもや干しいもが販売されています。他にも通年販売の冷凍スイートポテトなど、さまざまなさつまいもスイーツがあり、私は訪れるたびに何かしら買っています。
「金太郎温泉」の日帰り入浴もおすすめ
天神山ガーデンから車で5分の場所にある「金太郎温泉」にも、ぜひお立ち寄りください。ここにある「カルナの館」は日帰り入浴が可能で、広々とした温泉でゆったり過ごせます。また、金太郎温泉のホテルにある「北前船」というギフトショップは、宿泊客以外も利用できる穴場のお土産購入スポットです。
Column
「花の森・天神山ガーデン」は、県外の方にはあまり知られていない穴場のスポットです。季節が変わるごとに行きたくなるような、花の魅力が存分に感じられる場所なのでぜひ訪れてみてください。