今、「南砺市井波」がアツい!着物でめぐる最新おしゃれスポット
古くから木彫刻の町として栄えてきた、南砺(なんと)市井波地域。
瑞泉寺や井波八幡宮など、歴史と文化が根付く井波に、観光客や地元の若者を惹きつけるおしゃれスポットが、たくさん生まれているのをご存知でしょうか?
今回は、井波地域を盛り上げている最新おしゃれスポットを、着物を着て散策した様子をお届けします!
【御着付処 月や】でまとう、とっておきの装い。着物をレンタル。
井波のおしゃれスポットを巡るなら、とっておきの装いで。
まず向かったのは、瑞泉寺に続く八日町通り。その中ほどにある【御着付処 月や】さんでは、町巡りにぴったりのお着物をその場でレンタルし、着つけていただけます。
オーナーの三谷さんは美容師として、長年たくさんの女性のハレの日を演出してきた、美のスペシャリスト。
好みに合わせて、着物や帯、小物の着こなしなど、とっておきのスタイルを提案してくださいます。
今回着せていただいたのは、大正時代の鮮やかなアンティーク着物。
こんなに素敵な装いなら、町巡りもとっておきの時間になること間違いなし!お気に入りの着物に着替えたら、さっそく井波の最新おしゃれスポットへと出発です。
【LAW】自然由来の味を楽しめるベーカリーカフェ
お気に入りのお着物をまとったら、さっそく井波のおしゃれスポット巡りへ出発!
まず最初に訪れたのは、2023年4月にオープンした、ベーカリーカフェ【LAW】。店内には数種類の自家製酵母を使用し、パンそれぞれの味わいを追求した商品が豊富に並んでいます。
いろいろな種類のパンが楽しめる「プレートランチ」や、旬の野菜をふんだんに使ったビザが食べられる「ピザランチ」など、ランチメニューも人気。
どちらも南砺市産の無農薬野菜のサラダがたっぷりと添えられていて、食べ応えはバツグンです!
富山市から移住してきたオーナーの大田さんは、豊かな水があり、無農薬野菜を栽培する農家さんと深く繋がれる井波地域に魅力を感じ、ここでお店をオープンすることを決めたそう。
自然由来の素材を使ったパンやランチなどのメニューからは、訪れた方々に安心して心地よい時間を過ごしてほしいという、大田さんの願いが感じられます。
おしゃれな雑貨やインテリアが並ぶ店内では、ひとつひとつの素材をじっくりと味わいながら、リラックスした時間が過ごせること間違いなしです!
【haiz coffee】こだわりの一杯が楽しめるコーヒースポット
次に向かったのは、2023年3月にオープンした、コーヒーの焙煎所とカフェが併設された【haiz coffee】。
コロンビアの農園で直接買い付けを行い、自家焙煎されたこだわりの一杯が楽しめます。
産地や生産者、精製方法によって、幾通りもの味が生みだされるコーヒー。すべてにおいて厳選された、こだわりの一品が楽しめるのは【haiz coffee】ならではです。
さくらんぼやチョコレートなどの、フルーティーで軽やかな味わいのコーヒーが多いのがメニューの特徴。仕入れや焙煎具合などで、日によってコーヒーメニューが変わるので、何度でも立ち寄りたくなります!
通りと通りを繋ぐ見通しのよい店内を進み、2階へと向かった先にはカフェスペースが。大きな入り口と窓から、外の光が穏やかに差し込む室内は、静かで落ち着いた空間。
丁寧に淹れられたコーヒーを飲みながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。コロンビアの生産パートナーの方々と、心を通わせながら作るからこそ生まれる味わいを、ぜひ堪能してください。
【NAT BREW】南砺に根付く、クラフトビール醸造所
次に向かったのは、2023年2月にオープンしたクラフトビール醸造所【NAT BREW】。
もともとワインの醸造を行っていたブルワー(ビールの醸造を行う職人)さんが、その製法を用いて、香り豊かなクラフトビールを製造しています。
定番商品のほかに、毎月1種類、県内、市内の農家さんから直接仕入れた作物を使った商品を開発、販売。トマトやカボチャなど、四季折々の農作物を使った限定品は、毎回売り切れ必須の人気商品で、毎月楽しみにしているファンも多いそう。
今回いただいたのは、南砺市の特産物の一つである干し柿を使った「KUMA MASSIGURA」という商品。その名の通り、南砺市の熊も夢中になってしまうような、華やかな香りとフルーティーさが特徴の一品です。
このビールは、干し柿の商品として販売できない規格外品を農家さんから買い取り、ビールに取り入れたそう。
地域の人々と手を取り合いながら、その土地のものを活用していく姿勢は【NAT BREW】が大切にしている「土着醸造」そのものです。
南砺市の文化や産業の担い手の一人として、継承と発展を続ける【NAT BREW】から、目が離せません!
【baker'shouse KUBOTA】井波の人々に愛される、パン屋のお家
今回の町巡りの最後を飾るのは「クボタパン」の愛称で親しまれている【baker'shouse KUBOTA】。
東京から移住してきた窪田夫妻が営む、町のパン屋さんです。
毎日の食卓に欠かせないシンプルなパンから、やさしい甘さの菓子パンまで、さまざまな種類のパンが並ぶ店内は、クボタパンを求めるお客さんでいつもにぎわっています。
毎日の食卓に欠かせないシンプルなパンから、やさしい甘さの菓子パンまで、さまざまな種類のパンが並ぶ店内は、クボタパンを求めるお客さんでいつもにぎわっています。
窪田夫妻は、自分のお店を持ちたいと移住先を探しているときに、井波地域に出会ったそう。町づくりを進めていた井波の人々のサポートを得て、2021年に開業しました。
パン屋の開業を求めていた地域の人々の思いを受けて誕生した「クボタパン」。開業から2年たった今も、地域の人々に愛されています。
「近所の家に遊びに来る感覚で、お店にやってきてほしい」という思いから「ベイカーズハウス(パン屋のお家)」と名付けられた店内に入ると、窪田夫妻の素敵な笑顔が出迎えてくれます。
第1、3月曜、火曜、土曜日は2階のイートインスペースも利用可能。
人気のパンは開店早々に売り切れてしまうことがあるので、お目当てのパンがあるときは、オープン時間を確認して行ってみてください!
井波の最新おしゃれスポットへGO!
いかがだったでしょうか?
井波に生まれた最新おしゃれスポットを、着物を着て散策した様子をご紹介しました!
おしゃれだけど、おしゃれなだけじゃない。
どのお店からも、地域の文化や自然を大切にしながら、新しい技術やアイディアで、井波を盛り上げていきたいという熱い思いが伝わってきました。
ぜひ皆さんも、そんなエネルギーがあふれる、井波地域の最新おしゃれスポット巡りを楽しんでみてください!