【NEW】温浴施設「37BASE」は3世代が集う南砺市の最先端スポット!
南砺市井波(なんとしいなみ)地域に2023年12月に新しくオープンした、今話題の温浴施設「37BASE(サンナナベース)」。
温泉やサウナに岩盤浴、最新のリラクゼーションも楽しめる、南砺市の最新おしゃれスポットの裏側にせまってきました!
「37BASE」って?
八乙女山を下る道を、市街地を抜けて走っていくと、平屋建てのおしゃれな建物が見えてきます。
のどかな田舎の一本道に表れたそれは、2023年12月にグランドオープンした南砺市井波地域の温浴施設「37BASE」。
まるで都会にあるような洗練されたデザインの建物の正体は、小さな子供からお年寄りまで、幅広い世代が集う場所になってほしいという願いが込められたリラクゼーション空間です。
37BASEを経営するのは、施設のすぐ隣で解体工事業を営む「昭信機工」。地域に根差し、地域づくりの要を担ってきた会社です。
「解体工事業者が、どうして南砺市でこんなおしゃれな温浴施設を?」という疑問を明らかにするべく、取締役開発部長の荒井さんにお話を伺ってきました!
はじまりは「地域に恩返ししたい」という思い
荒井さん
「1989年に創業した昭信機工は、創業当初から地域の解体業に携わってきました。地域の方々に大切にしていただき、育ててもらった恩を、地域の皆さんに喜んでもらえる形で返したい。その思いが形になったのが、この『37BASE』です。」
37BASEには、庄川清流温泉を使用した温泉や炭酸泉。サウナ、岩盤浴、酸素ボックスに食事や休憩所まで完備されています。これら7つのコンセプトで心と体を整える「BASE(基地)」を3世代で楽しんでほしい。
そんな思いから、37BASEという名前が付けられたそう。
その名の通り、グランドオープンからわずか3か月経っていないにも関わらず(2024年3月現在)連日さまざまな地域から多様な年代の方が訪れる、井波の人気スポットになっています。
高級感あふれるシックな館内
館内は色使いや照明、インテリアや案内表示まで、黒を基調に統一されたデザイン設計。
ゴミ箱や自動販売機、そしてなんとAED置き場など、細かいところまでこだわりつくしたインテリアは、ラグジュアリーな印象が追求されたおしゃれな空間になっています。
お客様の声から、シャンプー、リンス、ボディソープの貸出や浄水器の設置も実現しました。
脱衣所や洗面なども、黒色で統一されたシックな空間。洗面スペースには最新鋭の鏡やドライヤーも完備されています。
37BASEの7つのコンセプト
①庄川清流温泉を使用した温泉
こちらも黒を基調とした、シックでラグジュアリーな空間。ここが自然に囲まれた南砺市だということを忘れてしまうほど?!
②炭酸泉
お湯の中に炭酸ガスを溶け込ませた温泉です。中に入ると、体中にシュワシュワとした感触が。炭酸ガスを発生させるため、お湯の温度はぬるめの38.5度程度に設定されているそう。血流改善、美肌効果があるといわれているお湯に、じっくりとつかっていたいです。
③サウナ
落ち着いた空間で、フィンランド式サウナが楽しめます。現在、男性用サウナ限定でゲリラロウリュウも味わえるとのこと!
サウナの外には、水風呂や外気浴スペースもあり、心地のよい「ととのい」も感じられます。
④岩盤浴
6つあるスペースには、それぞれに違う石が使用されており、効能の違いが堪能できる仕様に!何度訪れても楽しい工夫がこらされています。
⑤O2BOX(酸素ボックス)
専用のBOXの中に入り、高濃度の酸素空間を体験するリラクゼーションです。ストレス緩和や脳の活性化の効果があるとのこと。衣服のままでも入れるので、気軽にリフレッシュしたいときにおすすめです!
⑥レストラン
開放的な雰囲気が、リゾートホテルのようなレストラン。ランチやディナー、おつまみやアルコールなど、メニューも豊富で、お一人でも、家族そろってでも、気軽に楽しめるようになっています。
⑦ラウンジ(休憩所)
大きなテレビや棚にびっしりと詰まった漫画や雑誌があり、それぞれのリラックスタイムが楽しめます。ふかふかのクッションが心地よい椅子に座ると、時間を忘れて過ごしてしまいそうな予感。
中央に位置するフリースペースには、カラフルでかわいいクッションたちがお出迎え。壁に組み込まれたバイオエタノール暖炉の火も、こだわりのおしゃれな空間づくりにの立役者になっています。
館内では、37BASE限定!井波地域のコーヒーショップ「haiz coffe(ヘイズコーヒー)」のコーヒー牛乳を飲むこともできます。写真を撮るのを忘れるほど、風呂あがりに最高の一杯です!
解体工事業と温浴施設をつなぐものは?
昭信機工では、以前から建物の解体をしているときに排出された多くの木材を破砕して、ほかの企業へ販売していたそう。これらの資源を地域の活性化のために有効活用できないかと長年考えた末、破砕した木材をチップにし、燃やすときに発生した熱を利用して、温浴施設を立ち上げました。
施設の左奥には、木材チップを保管しておく倉庫や、それらを燃やすボイラーが。富山県内での伐採が多い生木でも、十分に燃やすことができる、オーストリア製のボイラーを取り入れ、効率的にお湯をあたためています。
この仕組みこそが「自分たちのもつ資源を活用して、地元の皆さんに恩返しがしたい」という思いから生まれた、37BASEを支える生命線です。
「南砺市ではあまりなじみのないおしゃれな空間に、はじめは驚かれたお客様もいらっしゃいました。しかし、そういった新しい文化にふれて楽しんでいただきたいという思いもある。若い年代の方を中心に関心が高まり、子供から高齢層の方まで家族で気軽に来ていただけたら。」
と、最後に荒井さんは語ってくれました。
「地域の方々に楽しみを提供したい」という思いが、ここ37BASEでまさに実現していると感じられる時間でした。
「一流の田舎」に吹く、新しい風
南砺市は、市民が一体となって「一流の田舎」を目指している地域です。
都会の縮小版ではない。豊かな自然だけでもない。そこに住む人々が、自分のやりたいことに挑戦する中で、地域がよりおもしろく活気のある場所へと育っていく。
ひとつひとつは小さな力でも、それらが集まることで大きな力となり、また新たな挑戦に挑む人たちの勇気となる。
そんな熱いエネルギーの循環が、ほかのどことも比べることのできない「一流の田舎」へと続く道のりだと感じました。
井波地域に生まれた37BASEは、間違いなくその礎であるBASEになっていくはずです!
皆さん、ぜひ37BASEにて、南砺の新しい風を体感してみてください!
施設情報
〒932-0203 富山県南砺市岩屋16-1
0763-82-5570
営業時間
37BASE 9:00~23:00(最終受付22:00)
レストラン 10:30~22:00(最終受付22:00)
定休日 1/1 ※その他不定休あり
ご利用料金やアメニティについては、公式HPをご確認ください。
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