【うみとやま】特集_大自然で深呼吸する休日|富山の大自然やサウナ・グルメを満喫して癒しのひととき-1

特集 富山の大自然やサウナ・グルメを満喫して癒しのひととき
|大自然で深呼吸する休日

標高3,000m級の山々がそびえる立山黒部アルペンルート、日本一深いV字峡谷を「ガタン」「ゴトン」と音を立てのんびりと走行する黒部峡谷トロッコ電車など、富山の自然を大満喫できる絶景と癒しの非日常スポットをご紹介します。新たに誕生したサウナのテーマパークやここでしか味わえない夏のグルメなど、癒しを増幅させるスポットもお見逃しなく。

立山黒部アルペンルート

富山駅から約2時間乗り継ぐと、標高2,450mの立山・室堂に辿り着く。澄みわたる空気が、全身をやさしく包み込んでくれます。目の前に標高3,000m級の山々がそびえる雲上の世界は、ため息がこぼれるほどの美しさ。思い切り深呼吸したら、日常から心が解放されてゆくのを感じるはずです。
思い立ったら気楽に日帰りでも行けるし、夜泊まっても楽しめる立山黒部アルペンルートで、自分をリセット。心と身体を癒す最高の休日を過ごし、明日からのパワーを充電しませんか。

折々の多彩な表情か、心と体を癒してくれる 

立山黒部アルペンルートでは、7階建てのビルの高さに相当する雪壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」が終わるころ、雪解けが進み、みくりが池が青く透き通った姿を見せます。夏が近づけば、可憐な高山植物が花畑のように咲いた遊歩道の散歩や、トロリーバスやケーブルカーを乗り継いで向かう黒部ダムの放水見学など、別の楽しみができます。夏本番は、トレッキングやキャンプもおすすめ。雲上の地で宿泊すれば、夕焼け、星空、ご来光も拝めます。どの瞬間も、うっとりとするほど美しい景色が広がっています。


 

春夏、折々

厳しい冬が少しずつ緩みだす春から、澄み切った空の青さが際立つ夏の富山は見どころ満載。
ぜひ訪れてみて欲しいビュースポットをご紹介します。
 

  • ●みくりが池の雪解け

    ●みくりが池の雪解け

    期間:5月下旬〜7月上旬

    室堂ターミナルから徒歩10分ほどの場所にある火山湖で、約1時間かけて周囲の遊歩道をぐるりと1周できます。雪溶けが進むと「みくりが池温泉」の階段の下から池がハート形に見え、青碧の水面に立山三山が映し出されます。

    詳しい情報 みくりが池
  • ●黒部ダムの観光放水

    ●黒部ダムの観光放水

    期間:6月下旬〜10月中旬

    日本一高い186mの堰堤(えんてい)から、毎秒10t以上もの水が、霧状になって放水されている光景は圧巻。天候に恵まれれば、霧に美しい虹がかかります。展望台や階段、新展望台(レインボーテラス)など、ビュースポットも揃っています。

    詳しい情報 黒部ダム
  • ●満天の星

    ●満天の星

    期間:通年

    室堂平にはホテルや温泉、山荘、キャンプエリアもあります。雲上に泊まると、夕日に染まる立山連峰、雲海、星空、ご来光など、日中とは違う感動の景色に出合えます。天の川や流れ星が輝く、満天の夜空を楽しんでください。

    「室堂平で雲上散策」特集はこちら

いろんな乗り物にゆられて非日常の世界へ

  • 富山地方鉄道(約1時間)

    JR富山駅に隣接する富山地方鉄道の電鉄富山駅から立山線を利用すれば、普通電車の場合、約1時間で立山駅に到着します。

  • 立山ケーブルカー(7分)

    立山駅から美女平までの1.3㎞を7分かけて運行しています。標高差が500m、平均勾配が24度の坂道を一気に登り、窓からは溶岩が固まった柱状節理(材木石)も見られます

  • 立山高原バス(50分)

    標高2,450mの室堂までを50分かけて運行します。樹齢300年を超す巨大な立山杉、日本一の落差を誇る称名滝、弥陀ヶ原など、道中の見どころを、車内放送で紹介しています。

  • 立山トンネルトロリーバス(10分)

    立山の直下を貫通しており、室堂から大観峰までを10分で運行。電車線から電力を受けて走行しているのでバスで、トンネル内に排ガスが溜まりません。今シーズンで運行が終了します。

  • 立山ロープウェイ(7分)

    大観峰と黒部平の間を7分でつなぐ、動く展望台! 全方向に窓があり、360度の大パノラマを楽しめます。ロープウェイの発着駅には、どちらにも絶景の展望広場があります。

  • 黒部ケーブルカー(5分)

    黒部平と黒部湖をケーブルカーは、日本で唯一の全線地下式ケーブルカーで、最大勾配は31度もあります。全線トンネルの中を運行しています。

眩しい緑の中を走る、黒部峡谷トロッコ電車

穏やかな緑、きらめく水面、黒部奥地の自然美に満たされる

県内随一の温泉街、宇奈月温泉を出発し、日本一深いV字峡谷を縫うように走る黒部峡谷トロッコ電車。新幹線の半分ほどしかないレールの上を、特別な車両が「ガタン」「ゴトン」と音を立てながら、のんびりと走ります。窓のないオープン車は開放感たっぷりで、吹き込む風とマイナスイオンが全身を包み清々しい気分に浸れます。目に染みるほど眩しい木の葉、エメラルド゙グリーンに煌めく黒部川は、眺めているだけで心が満たされる光景。すれ違う車両や通過する駅からは、乗客や駅員らが手を振ってくれます。非日常体験が待つトロッコ電車の旅に出かけましょう。

宇奈月駅から25分、黒薙へショートトリップ
 

日本有数の透明度を誇る宇奈月温泉には、黒部峡谷鉄道トロッコ電車の始発駅があります。黒薙駅まではトロッコ電車で25分ほど。そばには高さ60mの後曳橋が架かり、スリリングな景色も楽しめます。

駅から階段や山道を約20分歩くと、江戸時代から歴史を重ねてきた黒薙温泉に到着します。黒薙温泉は宿泊、日帰り入浴ができ、山菜定食などのメニューも提供しています。黒部川のそばからは温泉の白い湯気がもくもくと立ち上り、川のせせらぎや虫の声、木々のざわめきが、心をやさしく癒してくれるスポットです。

Column

開湯100年!宇奈月温泉の魅力に迫る-1

開湯100年!宇奈月温泉の魅力に迫る

富山県東部黒部市の山間部に位置する宇奈月温泉は、2023年で開湯100周年を迎えます。
黒部峡谷の玄関口として多くの人を受け入れてきた歴史ある温泉街宇奈月。
富山の奥座敷として栄える温泉地の魅力に迫ります。

詳しくはこちら

トロッコ電車と一緒に訪れたい話題のサウナスポット「湯屋 FUROBAKKA」


湯屋 FUROBAKKA
テーマパーク気分でサウナを満喫

首都圏を中心に全国からサウナファンが集う話題のスポットです。空と緑に囲まれた広大な敷地には、薪ストーブを使った樽型のバレルサウナやコンテナサウナ、家族風呂などを備えています。サウナの共有ゾーンでは黒部の名水を掛け流した水風呂も楽しめ、平均約13度の水に浸かり、「ととのう」体験ができます。

ほかにも、内湯や露天風呂を備えた大浴場もあり、湯船に手足を延ばしてくつろげます。サウナには本格的な薪ストーブが使われているため、じっくりと汗をかきながら香りや音を楽しめるのも魅力。手作りのフードメニューが味わえるエリアもあるほか、オリジナルグッズもお見逃しなく!

木漏れ日が降り注ぐ、参道を歩く 眼目山 立山寺

曹洞宗の名刹である立山寺の総門に続く参道は、樹齢400年のトガ並木やスギが立ち並ぶ美しい場所で、木立の間を歩いているだけで神聖な気持ちに包まれます。トガの木は高さ約20m、幹の太さが3mにも及び、富山県の天然記念物に指定されています。総門辺りからは、上市川の流れの向こうに富山平野が見渡せ、天候に恵まれば富山湾の向こうにある能登半島も望めます。お寺のある眼目エリアは森林セラピーに最適で、自然のパワーを享受して心身をリフレッシュできます。

大自然の魅力を体験できる、上市町大岩エリア


だんごや
伝統の乾麺、新生の手打ち麺を食べ比べ

大岩そうめんは70年続く大岩名物で、大岩山日石寺の百段坂沿いで、現在3軒のお店が提供しています。糸が並んだような美しい盛り付けと3年寝かせた乾麺の食べごたえが特徴で、大岩の冷たい水にさらされて、コシが強く、のびにくいのも魅力です。「だんごや」には6代目が考案した新名物「大岩「生」そうめん」があります。大岩の湧き水を使って手打ちしたそうめんは、モチモチとした食感と滑らかな喉越し。小麦の旨みと香りが引き立ちます。乾麺と生麺の食べ比べセットもお試しください。


千巖渓
清涼な水と巨石がおりなす自然美

大岩山日石寺の六本滝を下ると「千巖渓」と呼ばれる美しい渓谷があります。大岩川周辺の500mにわたって続く渓谷は、巨石や巨岩で流れが蛇行し、いくつもの滝や滝壺がつくられています。木々に囲まれて太陽の光がわずかしか届かないので、足元にシダ植物や大きな苔が茂り、涼し気な表情。日石寺周辺に比べると気温が約5度も低いと言われており、避暑にもおすすめのスポットです。

Column

大岩山日石寺で滝行体験-1

大岩山日石寺で滝行体験

昔から地域の人たちに「大岩のお不動さん」と呼ばれ親しまれてきた真言密宗の大本山「大岩山日石寺」。境内にある六本滝では一般の参拝者も滝行体験ができ、幅広い世代の人々が滝行に訪れています。

詳しくはこちら

この記事を見た人はこんな記事を見ています