富山の真ん中でアートに浸る
[富山旅10to5]富山駅からはじまる7時間の旅
富山駅を起点に、歩いて、路面電車に乗って、市中心部のアートスポットをめぐります。市中心部には「富山市ガラス美術館」「富山県美術館」をはじめ、展示はもちろんロケーションや建物自体が魅力的な美術館が点在しています。まちを走る路面電車もフォトジェニック。外から眺めても、中から車窓を覗いても、絵になる瞬間があります。アートでハートを満たしたら、富山らしいグルメでおなかも満足させて。
高志の国文学館
アートを楽しむように文学に浸る
最初の目的地は、松川沿い、ミニマルなデザインの建物と美しい庭園が目を引く「高志の国文学館」です。古くは万葉歌人・大伴家持から、現代では堀田善衞や源氏鶏太、角川源義、また漫画では藤子不二雄Ⓐや藤子・F・不二雄、映画では滝田洋二郎や本木克英、細田守など、富山県ゆかりの作家や作品をジャンルレスに発信しています。
【楽しさをプラス】ます寿しめぐり
ます寿しめぐり
富山グルメを代表するます寿し。市内には多くのます寿し店がありますが、味つけや押し加減などお店ごとに個性があり、地元民にはそれぞれひいきにしているお店があります。松川沿いにも数軒お店があるので、食べ比べてみては。
富山市ガラス美術館
「ガラスの街とやま」を発信する美しき拠点
まちなかで光を反射してキラキラ輝くファサードが目に留まったら、それが「富山市ガラス美術館」です。設計を手がけたのは世界的建築家の隈研吾氏。足を踏み入れると、明るく開放感あふれる吹き抜けに圧倒されます。
6階「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏のインスタレーション作品を展示しており、幻想的な異空間が広がっています。
【楽しさをプラス】富山おやつ巡り
富山おやつめぐり
くすりのまちの歴史を背景にした飴や、中心市街地から湧き出る名水を使った和菓子など。アートスポットめぐりのほっとひといきに、富山らしさを存分に味わえるおやつをどうぞ。
富山県美術館
上質なアートと美しい景色のある美術館
セントラム(路面電車)に乗って富山駅へ。そこから徒歩で富岩運河環水公園の敷地内に立つ「富山県美術館」を目指します。アート&デザインを謳う美術館として2017年に開館し、世界的コレクションを新しい切り口やテーマ、見せ方で紹介しています。富山の美しい風景を取り込んだ建築設計は内藤廣氏。「オノマトペの屋上」と名づけられた屋上庭園にもぜひ足を運んでみて。オノマトペから考えられた遊具の数々が、大人の遊びごころをくすぐります。
※オノマトペの屋上は冬季休園いたします。
富岩運河環水公園
運河を見渡すロマンティックな公園
美術館を出たら、富岩運河を囲むように広がる公園でリフレッシュ。運河にかかる天門橋両端の展望塔に上れば、水と緑が美しい公園全体を見渡せます。世界一美しいとウワサの水辺のカフェや、遊覧船「富岩水上ライン」のクルージング、夜のイルミネーションも人気です。