愛すべき高岡クラフトの世界-1

愛すべき高岡クラフトの世界へ

[富山旅10to5] 新高岡駅からはじまる7時間の旅 

新高岡駅からはじまる富山旅の最初の目的地は「瑞龍寺」です。江戸初期の禅宗寺院建築の傑作といわれ、仏殿・法堂・山門が国宝に指定されています。まちあるきも楽しみましょう。高岡らしいアート&クラフトの世界に触れながら市街地を歩き、土蔵造りの重厚な商家が並ぶ「山町筋」へ、そして格子の町家が連なる鋳物のまち「金屋町」へと足を伸ばします。旅の最後は、鋳物クラフトの制作体験で締めくくっては。

国宝 瑞龍寺

加賀前田家の歴史と建築美を愛でる

高岡のまちをひらいた前田家二代・前田利長の菩提をとむらうため、三代利常が約20年の歳月をかけて造営したのが「瑞龍寺」です。高さ18mの山門、樹齢600年の能登のケヤキを使って木組みで建てられた仏殿、内外陣の天井に四季の百花草を描いた法堂は、国宝に指定されています。仏殿・法堂・山門が一直線に並び、左右に回廊をめぐらして諸堂を対称的に配置した伽藍配置は、みごとな空間美をたたえています。 

ドラえもんの散歩道

のび太やドラえもんがお出迎え

いつの時代も子どもたちも夢中になる「ドラえもん」。ドラえもんを生み出したまんが家、藤子・F・不二雄先生は高岡市出身です。高岡駅の目の前の「ドラえもんの散歩道」には、 ドラえもんとのび太、ジャイアンとスネ夫など、おなじみのキャラクターの銅像が12体設置されています。

【楽しさをプラス】まちなかアート

江戸時代からの歴史がある鋳物のまち高岡では、まち全体を野外美術館として、数多くの銅像・彫刻作品を設置しています。ドラえもんの散歩道から高岡大仏へ向かう途中には、「The wolf and seven kids」「伝えの扉」「鎮守の杜のアルチザン」があります。このほか、まちかどでの偶然の出会いも楽しんで。

  • The wolf and seven kids(御旅屋メルヘン広場内)

    The wolf and seven kids(御旅屋メルヘン広場内)

  • 伝えの扉(御旅屋町交差点近く)

    伝えの扉(御旅屋町交差点近く)

  • 鎮守の杜のアルチザン(パセオガーデン内)

    鎮守の杜のアルチザン(パセオガーデン内)

高岡大仏

日本一の美男と呼ばれる阿弥陀如来坐像

まちを歩いていると、突如現れる巨大なシルエット。銅器製造技術の粋を集め、1907年から26年の歳月をかけて完成した高岡大仏です。「日本一の美男」と称される麗しいお顔を拝みながら、境内入口から台座まで進んでいくと、大仏様の目が少しづつ見開かれていく様子を見ることができます。

山町筋「土蔵造りの町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)

 建築、文化、食と、魅力あふれるストリート

レトロ建築好きなら山町筋は外せません。江戸時代に商都として栄えたエリアで、明治後期の大火後に建てられた土蔵造りの建物が並びます。古い商家をリノベーションした複合商業施設やカフェなどが誕生し、賑わいとつながりが生まれています。 レトロな空間でのランチも楽しんで。

  • COMMA,COFFEE STAND

    COMMA,COFFEE STAND

    高岡の新鮮な卵と八尾の低温殺菌牛乳を使用した濃厚なシュークリームと、香り高いスペシャルティーコーヒーが人気。素材にこだわったランチもおすすめ。

    COMMA,COFFEE STAND
  • かねまつ食堂

    かねまつ食堂

    珠洲の七輪で焼く一夜干しや季節のメニューを楽しめる。

    かねまつ食堂
  • あんしんごはん

    あんしんごはん

    常時70〜80種類の量り売りの惣菜が日替わりで並ぶ。

    あんしんごはん

金屋町「千本格子の家並み」(重要伝統的建造物群保存地区)

千本格子の家並みと石畳が誘う鋳物クラフトのまち

山町筋から千保川を超えると、町家が連なる「金屋町」です。高岡城に入城した前田利長が7名の鋳物師を招き鋳物場をひらいた場所で、千本格子の家々が建ち並ぶ中に鋳物の工房やギャラリーが点在します。最近はアクセサリーづくりなどのクラフト体験も人気です。

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