神秘の海にトキメク旅

情緒あるトオリニワ（屋内通路）にうっとり

まず最初は「なめりかわ宿場回廊」を訪れます。かつての北国街道の宿場町で重厚な存在感を発揮するのが、平成22年に店舗兼住宅・酒蔵・麹蔵・衣装蔵の4棟が、国登録有形文化財に登録された旧宮崎酒造の建物です。界隈の大規模な商家の特徴である「トオリニワ（屋内通路）」があり、往時の暮らしぶりを垣間見ることができます。周辺には古民家の雰囲気を生かした素敵なカフェもあり、散策途中に立ち寄ってみては。

ホタルイカの神秘を紐解く

旧宮崎酒造から車で数分、ホタルイカの生態や富山湾の神秘について、体験しながら楽しく学べる施設です。季節限定のホタルイカの発光ショーは、実際にホタルイカが青白く光っている様子を見ることができる貴重な機会です。
※ホタルイカの発光ショーは3／20〜5月下旬に開催。それ以外の時期は発光性プランクトン・龍宮ホタルによるショーを実施。
 

ほたるいかミュージアムに隣接する道の駅。富山の幸が楽しめる売店や、全国でも珍しい1年を通してホタルイカ料理が楽しめるレストランがあります。敷地内には「ほたるいかバーガー」が人気のカフェや、海洋深層水を利用したスパ施設もあり、ホタルイカと海洋深層水をテーマとした海辺のリゾートパークとなっています。

滑川漁港から出港する観光遊覧船に乗って、爽快なクルージングに出かけましょう。1日5便、所要時間は約40分。春はホタルイカ漁の定置網を間近で見て、秋は雪化粧の立山連峰を海から眺めて。運が良ければ蜃気楼にも出会えるかもしれません。乗船受付は「ほたるいかミュージアム」で。
※運行は4月下旬〜11月下旬

埋没林と蜃気楼、富山湾の神秘と対峙する

「ほたるいかミュージアム」から海辺の道を走り「魚津埋没林博物館」へ。埋没林とは、文字どおり埋もれた林のこと。魚津埋没林は、約2000年前、河川氾濫や海面上昇が原因でスギ原生林が埋没したもので、特別天然記念物に指定されています。博物館では直径約2m、樹齢500年以上の埋没林の樹根を水中保存しています。
蜃気楼コーナーでは、蜃気楼に関する体験型の展示を行っています。館内の展望台からは、富山湾の景色とともに蜃気楼が見られることも！

丘陵から富山湾のパノラマを眺める

海の神秘を楽しんだ後は、山手へと向かいましょう。「東福寺野自然公園」は、標高300mの台地に広がる自然豊かな公園です。芝生広場に設置された「ふわふわドーム」越しに見る富山湾のパノラマは現代アートのよう。周辺は田園や森林の風景が続き、のんびりとした気持ちでドライブが楽しめます。