神秘の海 富山湾岸ドライブ
[富山旅10to5]新高岡駅からはじまる7時間の旅
富山湾は、海越しに3000m級の立山連峰を望む世界でも稀な景観や、県民総ぐるみで環境や魅力を守り続けてきたことが高く評価され、2014年「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しました。
「雨晴海岸」と「ヒスイ海岸」。それぞれ美しい個性がある海岸を始点と終点とし、富山湾の海岸線をトレースするようにドライブする富山旅を提案します。旅程には、お腹を満たすグルメスポットや、知的好奇心を満たすミュージアムも入っています。
国定公園 雨晴海岸
海越しに立山連峰を見る贅沢
新高岡駅を出発し、早速海辺のドライブのハイライト「雨晴海岸」を走ります。青い海と白い波の向こうにそびえる立山連峰は、万葉の歌人大伴家持も愛した絶景。標高3000メートル級の山々が海岸から見渡せるスポットは世界でも珍しく、あちこちにシャッターチャンスを狙うカメラマンの姿があります。
新湊きっときと市場
漁師町らしい賑わいを感じて
ドライブの休憩がてらに立ち寄りたいのが「新湊きっときと市場」。新湊漁港に水揚げされた海の幸が豊富に揃う海鮮市場です。特産の海産物や里の幸を販売するほか、海鮮レストランや浜焼きコーナーもあります。漁師町らしい賑わいを楽しんでも、お土産探しをしても。
新湊大橋
青い空と海に、白い橋の景色は圧巻
富山新港に架かる新湊大橋は日本海側最大の斜張橋です。そのスケールはアプローチ部分も含めて総延長3.6km、橋を支える主塔の高さは127m、海上に架かる主橋梁部は600m。晴れた日には、橋から日本海や立山連峰、能登半島が一望でき絶景を堪能できます。上が車道、下は歩行者通路の2層構造になっているので、ドライブはもちろん、歩いて楽しむのもおすすめです。
ほたるいかミュージアム・パノラマレストラン光彩
ホタルイカを見る、知る、食べる
ホタルイカの生態や富山湾の神秘について、体験しながら楽しく学べる施設です。
ミュージアム2Fの「パノラマレストラン光彩」は、その名の通り一面ガラス張りの窓から雄大な富山湾を一望できます。一年を通してホタルイカ料理を楽しめるほか、富山の旬の食材を使ったメニューを堪能して。
魚津埋没林博物館
埋没林と蜃気楼、富山湾の神秘と対峙する
埋没林とは、文字どおり埋もれた林のこと。魚津埋没林は、約2000年前、河川氾濫や海面上昇が原因でスギ原生林が埋没したもので、特別天然記念物に指定されています。博物館では直径約2m、樹齢500年以上の埋没林の樹根を水中保存しています。
蜃気楼コーナーでは、蜃気楼に関する体験型の展示を行っています。館内の展望台からは、富山湾の景色とともに蜃気楼が見られることも!
蜃気楼ロード
蜃気楼のまちの海岸線沿いをドライブ
「蜃気楼ロード」は、魚津市の海岸線を南北に走る道路の通称です。経田漁港からミラージュランドまでの約8kmの区間で、車では約10分~15分です。晴れた日には北アルプスの山並みも姿を現し、海と山の両方の絶景が楽しめます。その名の通り、蜃気楼が目撃できれば一生の思い出になります。
黒部市・生地(いくじ)地区
おいしい水が湧き出す港町を歩く
黒部市の海辺のまち・生地は、日本名水百選にも選ばれた黒部川扇状地の伏流水がいたるところに湧き出しています。地元の人々はこの湧水を「清水(しょうず)」と呼び、きれいな水を守りながら、水とともに暮らしてきました。 地区には全部で20か所の湧水スポットがあり、湧出量や水質、味わいがそれぞれに異なります。ペットボトルに入れてお持ち帰りもできますので、ぜひ試してみてください。
ヒスイ海岸とヒスイテラス
青緑色に輝くヒスイの原石を探そう
最後の目的地「ヒスイ海岸」に到着。海からヒスイが打ち上がり、楽しく安全にヒスイを拾うことができる世界的にも珍しい環境で、たくさんの観光客が訪れています。
ヒスイ海岸観光交流拠点施設「ヒスイテラス」では、テラスや屋上からエメラルドグリーンの美しい海岸を眺めることができます。ガイドさんが常駐しているので、ヒスイ探しのレクチャーを受けましょう。ヒスイだけでなく、かわいい石ころもいい思い出になります。