南砺市エリア観光ガイド
南砺市とは
全国でも名高い文化と伝統を継承するエリアが集まる南砺市。南砺市には古き良き、日本の原風景と文化が数多く残っています。世界遺産・合掌造り集落で知られている五箇山もその一つ。集落内は散策もできるので、四季折々の風情と今なお人々が暮らす「生きた世界遺産」としての営みを肌で感じられるはず。
また、日本遺産にも認定されている彫刻技術「井波彫刻」が受け継がれる井波エリア、「越中の小京都」とも呼ばれる絹織物で栄えた城端エリアなど、ワールドワイドな奥深い旅を楽しめます。
南砺市内へのアクセス
●電車でのアクセス
新高岡駅―福野駅―福光駅―城端駅 新高岡駅でJR城端線に乗り換えて約45分
●バスでのアクセス
高岡駅前ー白川郷(萩町) 世界遺産バスで約1時間10分
高岡駅前ー井波 加越能バス(庄川・小牧線)で約1時間20分
金沢駅西口(石川県)―井波 加越能バス(南砺金沢線)で約1時間25分
金沢駅西口(石川県)―五箇山菅沼 北陸鉄道(金沢高山線)で約1時間 ※予約制
●車でのアクセス
〈関東方面から〉
藤岡JCT→更埴JCT→上越JCT→小矢部・砺波JCT→南砺S.I.C→南砺市街地 (約4時間15分)
〈関西方面から〉
吹田I.C→米原JCT→小矢部・砺波JCT→南砺S.I.C→南砺市街地 (約4時間)
吹田I.C→米原JCT→五箇山I.C→福光I.C→南砺S.I.C→南砺市街地 (約4時間30分)
〈名古屋方面から〉
名古屋I.C→一宮JCT→五箇山I.C→福光I.C→南砺S.I.C→南砺市街地 (約2時間45分)
〈金沢から〉
金沢東I.C→小矢部・砺波JCT→南砺S.I.C→南砺市街地(約35分)
南砺市内の観光スポット
世界文化遺産・五箇山合掌造り集落は、南砺市の代表的なスポット。その他南砺市には、井波エリアの「瑞泉寺」や城端エリアの「善徳寺」、田園に広がる散居村、世界的版画家の棟方志功ゆかりの地、全国No.1シェアを誇る木製バットの生産地でもあり「南砺バットミュージアム」など歴史や文化、自然、産業といった幅広い魅力あるスポットが多く存在しています。
五箇山合掌造り集落
世界文化遺産に登録されている「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。歴史ある家屋や建物とともに、そこで営まれる人々の暮らしを間近で見ることが出来ます。伝統工芸の五箇山和紙を扱うショップや体験館にもぜひ足を運んでみてください。
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井波エリア
特集記事を読む繊細かつ豪華な井波彫刻が髄所に施されている「瑞泉寺」の美しさはため息がでるほど。町の中心にある八日町通りには多くの工房と様々な彫刻作品が訪れる人々を楽しませます。
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城端エリア
石畳と細い路地、古い蔵が残る街並みは、しっとりと情緒あふれる雰囲気。300年の伝統を誇る春の祭礼「城端曳山祭」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。
南砺市内のイベント・お祭り
歴史と伝統が息づく南砺市。毎年9月に行われる「こきりこ祭り」は、五箇山の中でも代表的なお祭りです。桧板を紐で結わえた『ささら』を鳴らしながら舞う姿はとても優雅。
また、毎年5月には城端エリアで豪華絢爛な6台の山車が練り歩く「城端曳山祭」、福野エリアでは激しい引き合いが迫力満点の「福野夜高祭」も行なわれます。
こきりこ祭り
日程:毎年9月25日・26日
少しもの哀しい旋律にのせた優雅な舞が、観る人を魅了します。
こきりこ総踊りと呼ばれるイベントでは見物に来た人も踊りに参加可能。ささらを鳴らしながら一緒に踊りましょう。
南砺市の食・グルメ
五箇山の2大名物といえば、そばと五箇山豆腐。上梨集落にある「拾遍舎」では、昔ながらの石臼を使ったそばの製法を守り続けています。五箇山のおいしい水を使い、香り高く細身でコシがあるので、豪快にすすって食べると美味しさも倍増。
五箇山豆腐の特徴は、なんといってもその堅さ。箸で掴んでも崩れないほどしまっています。熱を加えると柔らかくなり、その食感はまるで大豆のお餅のよう。地元の冷水と大豆で作られた滋味深い味わいも食感も、全国トップクラスの堅豆腐です。「拾遍舎」では是非そばとセットで味わってみてください。
Column
罪悪感ゼロ!超絶美味しい「五箇山グルメ」をお腹いっぱい食べてヘルシーになろう!
五箇山の上梨集落にある「拾遍舎(じっぺんしゃ)」。
手打ちそば・五箇山豆腐料理の名店を、地元ライターが取材しています。
南砺市のお土産・特産品
「五箇山和紙」や「井波彫刻」には、南砺市の伝統と匠の技が詰まっています。「五箇山和紙」はモダンなデザインにカラフルな色合いを楽しめるものも多く、特別感もありつつ日常使いできるアイテム。
また、「しろえびせんべい」は富山の定番土産の一つであり、香ばしいエビの風味がお酒のおつまみにもぴったり。旨味と酸味が絶妙な「成政」や、五箇山の厳しい気候と風土が育んだ「三笑楽」などの地酒とご一緒に。贈り物なら、特産「三社柿」を使ったジューシーで濃厚な甘みの「富山あんぽ柿」もおすすめです。
南砺市内の楽しみ方
南砺市内には計6箇所、レンタサイクル拠点があり、豊富なモデルコースが用意されています。なかでもおすすめは世界遺産・五箇山での絶景サイクリング。地元のプロのガイドが案内してくれるツアーだからこそ、車では素通りしてしまうような貴重なスポットを走ることができます。五箇山合掌造りには民宿もあるので、世界遺産に泊まるプレミアムな体験も。
また、南砺市は世界的な版画家・棟方志功が疎開した地としても有名です。「南砺市立福光美術館」や「躅飛山光徳寺」では、今なお根強い人気の棟方作品を鑑賞することができます。
世界遺産「五箇山」で絶景サイクリング!
南砺市発の「なんチャリツアー」が叶えてくれる、世界遺産で絶景サイクリング。
初心者大歓迎の手厚いサポート体制とともに、美しい原風景の残る「菅沼合掌造り集落」を訪ねる半日ツアーをご紹介します。
南砺市内を巡るモデルコース
南砺市の遺産スポットである3つのエリア「城端」「五箇山」「井波」を中心に、伝統文化やアートが楽しめる町並み散策のコースから、世界遺産・五箇山で日本の原風景を満喫できるコースまで、幅広く旅のプランをたてることができます。車であれば石川県金沢市の金沢駅から南砺市内まで35分ほどと、県外からのアクセスがスムーズな場合も。歴史都市といわれている高岡市や、県内有数の温泉地でもある砺波市の庄川などもあわせて、充実したドライブツアーを楽しみたい方におすすめの欲張りコースが実現できます。
実際に南砺市内のスポットを含むモデルコースを紹介します。