高岡市エリア観光ガイド
高岡市とは
400年余りの歴史をもつ「歴史都市」高岡市。その歴史は国宝である『高岡山瑞龍寺』や『雲龍山勝興寺』、日本遺産「金屋町」や「山町筋」など、まちの至るところで息づいています。
また高岡銅器をはじめとする伝統工芸や、「万葉集ゆかりの地」として世界に誇る絶景など、様々な感動体験を楽しめます。
高岡市内へのアクセス
●電車でのアクセス
富山駅―高岡駅 あいの風とやま鉄道で約20分
富山駅―新高岡駅 北陸新幹線で約8分
金沢駅―新高岡駅 北陸新幹線で約14分
●車でのアクセス
〈関東方面から〉
練馬I.C→藤岡JCT→上越JCT→高岡砺波スマートI.C→高岡市街地 (約5時間)
〈関西方面から〉
吹田I.C→米原JCT→小矢部・砺波JCT→高岡I.C→高岡市街地 (約3時間40分)
〈名古屋方面から〉
一宮I.C→一宮JCT→小矢部・砺波JCT→高岡I.C→高岡市街地 (約3時間)
〈金沢から〉
金沢森本I.C→高岡砺波スマートI.C→高岡市街地(約1時間5分)
高岡市内の観光スポット
日本最古の歌集『万葉集』ゆかりの地である高岡市。海越しに、標高3,000m級の立山連峰を望む絶景スポット『雨晴海岸』は、万葉の歌人、大伴家持もこよなく愛した風景として多くの歌が残されているほど。世界でも珍しい、雄大な自然美が広がります。
市内では『高岡山瑞龍寺』と『雲龍山勝興寺』の2つの国宝を巡ることができます。ほかにも「山町筋」「金屋町」「吉久」の重要伝統的建造物群保存地区など、歴史と文化に触れる街歩きを楽しむことができます。
国定公園 雨晴海岸
海越しの立山連峰は息を呑むほどの美しさ。冬の朝には海面に薄い霧が立ち込める「気嵐」が見られることも。
また、『道の駅 雨晴』にはショップや展望デッキ、開放感あふれるカフェもあるので、オーシャンビューを楽しみながらのひと時を過ごすことができます。
海岸線のすぐ横を走るJR西日本の氷見線に乗りながら景色を楽しむこともできます。
高岡市内のイベント・お祭り
長い歴史のなかで発展してきた伝統工芸が活かされているのは、建物だけではありません。車輪や高欄など高岡の金工、漆喰の装飾が施された御車山が練り歩く春季例大祭「高岡御車山祭」は、日本屈指の華やかさです。
夏には大小1,000本の七夕が街中に華やかに彩る「高岡七夕まつり」、冬には日本海の幸を大鍋で作る「日本海高岡なべ祭り」と、1年を通してまちを盛り上げています。
高岡御車山祭
日程:5月1日
高岡の優れた伝統工芸技術が細部にまで施された7基の御車山が、優雅な囃子とともに旧市街中心部を巡行します。豪華絢爛な御山車が一堂に会する勢揃式は圧巻。全国でも珍しい重要有形・無形民俗文化財の両方に指定されています。
高岡市の食・グルメ
富山のソウルフードのひとつ、昆布締め。北前船の寄港地だった高岡市伏木港からも昆布文化がもたらされました。そんな昆布締めのポテンシャルをさらに広げようと、高岡市では昆布締め専門店もオープン。肉や野菜といった新感覚の昆布締めを味わうことができます。ほかにも昆布を使ったジェラート、昆布だけではなく魚のすり身も加えた「高岡流お好み焼き ととまる」など、昆布グルメをぜひご賞味あれ。
高岡自慢のコロッケもおすすめ。日本三大大仏の高岡大仏にあやかったジャンボサイズの「大仏コロッケ」にも注目です。
高岡市のお土産・特産品
高岡市では商人の間に茶の湯の文化が根付いていたこともあり、伝統を受け継ぐ和菓子屋も多く残っています。1838年創業「大野屋」で作られる大伴家持の歌に因んだ「とこなつ」や伝統文化を映した「高岡ラムネ」など、優しい和の味わいとともに“高岡らしさ”もしっかり。ほかにもクーポン「高岡雅美」を利用すると老舗の銘菓をめぐりながら、高岡ならではの手づくり体験と「高岡まちなか1日フリーキップ」もセットになってよりお得です。
伏木で三代続く「こしむら百味堂」では「勝興寺」の七不思議をテーマにした上生菓子も。
高岡銅器や高岡漆器、越中福岡の菅笹など、高岡の逸品はひとつひとつ熱い想いとともに職人たちが造り上げています。
高岡市内の楽しみ方
「ものづくりの町」高岡市。金屋町はかつて鋳物師の工場がつくられ、高岡鋳物発祥の地としても知られています。商人の町、山町筋へも歩いて約10分。ノスタルジックな雰囲気を感じられる町歩きにもぴったりのエリアです。鋳造技術を使って真鍮や錫製品を製造・販売する「能作」の工場見学もおすすめ。オリジナルの鋳物制作も体験できます。
市内では「路面電車」も運行しており、有名な「ドラえもんトラム」のほか、レトロな旧型車両や次世代の新型車両、様々なラッピングも是非チェックしてみてください。
高岡の歴史と文化に触れる
高岡市中心部にある金屋町と山町筋は、伝統的建造物群保存地区に指定されており、現在も昔ながらの町並みが大切に守られています。金屋町には鋳物師の工場がつくられ、今日の高岡銅器へと発展しました。また、山町筋は商人の町として繁栄し、今も御車山行事が受け継がれています。高岡が「ものづくりの町」へと発展するきっかけをつくった金屋町と山町筋の間は、歩いて約10分ほどの距離。ぜひ一緒に訪れましょう。
高岡市内を巡るモデルコース
国宝である「瑞龍寺」や「勝興寺」をはじめ、「高岡大仏」など高岡市には全国でも名高い観光スポットがいくつも点在しています。"ものづくりの町"として歴史と文化を堪能できる「山町筋」や「金屋町」ではクラフト体験ができるお店も多数。北陸新幹線駅「新高岡駅」を起点に、フリーキップで路面電車やバスを利用しながら町なか散策をお得に楽しみましょう。万葉線株式会社が運営する路面電車の総称「万葉線」は15分間隔で運行されているので、目的地までの移動もスムーズです。絶景「雨晴海岸」はシーサイドドライブはもちろん、海岸線ぎりぎりを走る氷見線の車窓から見える景色も壮観です。
実際に高岡市内のスポットを含むモデルコースを紹介します。