砺波市エリア観光ガイド
砺波市とは
山川風土の恵みに根差した風景や文化が息づく砺波市。カイニョと呼ばれる屋敷林のなか、現在も住み継がれている切妻屋根アズマダチの農家が点在する「散居村」は、古き良き日本の原風景を彷彿とさせます。田んぼに広がるのは黄金色の稲穂だけではなく、一面のチューリップ畑も。色鮮やかなチューリップが咲き誇る春の祭典は、富山が誇る一大イベントです。
大自然が魅せる絶景のパノラマとともに、「庄川峡」ではひと時の水上旅も経験できます。非日常を感じる温泉郷に大地が育んだ恵み、旅の醍醐味を砺波で満喫しましょう。
砺波市内へのアクセス
●電車でのアクセス
富山駅―高岡駅―砺波駅 あいの風とやま鉄道で高岡駅まで約20分、JR城端線に乗り換えて約20分
新高岡駅―砺波駅 JR城端線で約20分
●車でのアクセス
〈関東方面から〉
練馬I.C→藤岡JCT→更埴JCT→上越JCT→高岡砺波スマートI.C・砺波I.C→砺波市街地 (約6時間)
〈関西方面から〉
吹田I.C→米原JCT→砺波I.C・高岡砺波スマートI.C→砺波市街地 (約4時間)
〈名古屋方面から〉
名古屋I.C→一宮JCT→小矢部砺波JCT→砺波I.C・高岡砺波スマートI.C→砺波市街地 (約3時間)
砺波市内の観光スポット
県内でも有数の温泉地である砺波市。清流・庄川に沿うように旅館が点在する「庄川温泉郷」は、古くからの湯治場として心とからだを癒してくれます。初夏から秋にかけて味わえる鮎料理も絶品。
また「散居村展望台」から望む砺波平野の「散居村」は、世界でも珍しい日本の田園風景。国内でも稀有な日本酒とウイスキーの両方を製造している「若鶴酒造」のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」は見学・試飲もできる人気スポットです。
庄川温泉郷
川のほとりに風流な温泉宿が並びます。それぞれの泉源によって泉質が異なるため、多彩な湯が楽しめるのも魅力。名物・鮎の塩焼きのほか、地元の温泉水を利用した「庄川おんせん野菜」など庄川グルメにも注目です。
Column
砺波市内のイベント・お祭り
砺波市はチューリップの球根栽培面積、出荷量日本一を誇る花のまち。春の祭典「となみチューリップフェア」では、日本最大級の300品種・300万本のチューリップが訪れた人達を魅了します。
秋には「夢の平スキー場」で約100万本のコスモスが咲き誇る「となみ夢の平コスモスウォッチング」を開催。豪華絢爛な行灯が夜空に映える初夏の「となみ夜高まつり」「庄川観光祭」もおすすめです。
となみチューリップフェア
日程:4月中旬~5月初旬
四季折々の花々が楽しめる「砺波チューリップ公園」をメイン会場に開催。チューリップで描かれた迫力と美しさに目を奪われる地上絵や、富山の冬の絶景「雪の大谷」をイメージした高さ4mの「花の大谷」など見応え十分。
Column
美しく可憐な花を咲かせる とやまの春の主役「チューリップ」
砺波で100年以上も栽培が続けられてきたチューリップ。なぜ砺波でチューリップ栽培が根付いたのか、美しく可憐なチューリップと、富山を結ぶストーリーをご紹介します。
特集記事を読む砺波市の食・グルメ
全国的にも珍しい丸まげ状の形の手延べ素麺「大門そうめん」は、160年以上も前から砺波の大門地区で作られてきた伝承料理のひとつ。細く長く伸ばした麺はコシも強く、歯ざわりの良さが特長です。ほかにも食感としょうがの香りを楽しむ「ゆべす」や味噌の味わい豊かな「よごし」など、その土地を感じる郷土料理の種類も豊富。
初夏には鮎の塩焼きなど、庄川の名物・鮎料理を求める人たちで賑わいます。
Column
砺波市のおすすめソフトクリーム4選!
オリジナリティあふれるソフトクリームが人気を博している砺波市。チューリップの花のエキスが入ったシロップを使うソフトクリームなど、おすすめ4選をご紹介します。
取材記事を読む砺波市のお土産・特産品
砺波市の特産品の中でも選りすぐりのものが認定される「となみブランド」。チューリップの球根や切り花もその一つであり、贈答品としても注目されています。花びら染めや和菓子など、ユニークなチューリップ商品も。手軽さも嬉しい人気の「大門素麺」や、北陸唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」をはじめとする地酒、この土地ならではの香り高い「庄川ゆず」など絶品グルメがずらり。ほかにも丈夫で美しい「庄川挽物木地」や淡く深い緑色の釉薬が特徴の「越中三助焼」など、豊富なラインナップが揃います。
砺波市内の楽しみ方
季節や天気を選ばない、いつでも訪れたくなるのが砺波市の魅力です。なかでも「チューリップ四季彩館」は世界でも珍しい、一年中チューリップが咲き誇る施設。600品種70万株の花菖蒲が植えられている「頼成の森 生植物園の花しょうぶ園」は、晴れの日と雨の日でがらりと変わる雰囲気も見どころです。四季折々の美しさが広がる「庄川峡」の絶景は、「庄川峡遊覧船」で堪能して。旅の最後は心温まる温泉郷で、日々の疲れを癒しましょう。
「チューリップ四季彩館」の魅力
年間を通してチューリップを見ることができる世界で唯一の施設「チューリップ四季彩館」と、隣接している「砺波チューリップ公園」をご紹介します。色とりどりのチューリップはもちろん、充実のイベントや遊具に子どもと一緒に楽しめます。
砺波市内を巡るモデルコース
砺波市は、のどかな田園、秘境、絶景からお土産やグルメのショッピングスポットまで、市内は車で15分圏内という、ショートトリップから近隣エリアのスポットを一緒に巡るにも便利なエリアです。瑞泉寺方面に車を走らせるルートでは、砺波平野に広がる国内最大規模の「散居村」のなかをドライブすることができます。小牧ダムから発着する「庄川峡遊覧船」に立ち寄れば、非日常感と自然豊かなパノラマ絶景を楽しめる水上旅に。庄川名物の「ゆずソフト」や庄川鮎など、ここでしか味わえないグルメもお忘れなく。
実際に砺波市内のスポットを含むモデルコースを紹介します。
庄川の壮大な恵みにふれる旅
飛騨高地の鳥帽子岳から五箇山の懐を縫って流れる庄川は、砺波平野を潤して富山湾に注がれます。豊富な水資源はチューリップや米、酒づくり、伝統工芸など産業に不可欠なだけでなく、地域の文化、景観を醸成してきました。美しい景観を楽しみながら、関わりの深い魅力的なスポットを巡ります。