雲上に広がる大自然！立山黒部アルペンルート《後編》室堂だけじゃない！見応えたっぷりの絶景に会いに行こう

立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスに乗って約40分。標高1,930ｍに位置する弥陀ヶ原は広々とした湿原。2012年、湿地の保存に関する国際条約、ラムサール条約に登録された貴重な湿原です。
なだらかに広がる弥陀ヶ原は木道が整備されているハイキングスポット。坂も少ないので、気軽に散策を楽しめます。
数千年という時間をかけてできあがっている湿原には、他では見られない珍しい高山植物がたくさん咲き、四季折々の美しさをみせてくれます。木道を歩きながら可憐な花を探してみましょう！また、いくつもの小さな池や水たまりが点在する風景はなんとも幻想的。
秋には、湿原全体が「最高の紅葉」と呼ばれるほどの絶景に！こちらも見逃せません。

立山連峰の断崖にそびえ立つ大観峰。眼下に広がる黒部湖や後立山連峰の景色は思わず写真に収めたくなるほどの絶景！駅屋上の「大観峰雲上テラス」は開放感たっぷり。木製の椅子とテーブルがあるので、おいしい空気を吸いながらゆっくりくつろぎましょう！

立山黒部アルペンルートの立山ロープウェイと黒部ケーブルカーの乗り継ぎ駅「黒部平」。
駅屋上の展望台からは立山連峰や後立山連峰の雄大な景色が目の前に広がり、大自然の迫力を体感！眼下にある黒部ダムも一望でき、スケール感を楽しめます。
駅構内に売店もあるほか、駅周辺にスポットがまとまっているので、旅の合間の休憩や散歩にぴったり！
また、黒部平駅から黒部湖駅をつなぐ黒部ケーブルカーは自然保護と雪害防止のため、日本唯一の全線地下式となっています。所要時間約5分、標高差約400ｍ、最大斜度31度を走るケーブルカーに乗って急勾配を体感してみましょう！

黒部の雄大な大自然の中に造られた日本有数の巨大ダム。黒部川最上流に建設されたアルペンルートの名勝です。
延べ約1,000万人もの人員によって、総工費513億円と7年もの歳月をかけたダム建設工事は、世紀の大事業として今に語り継がれています。
毎年初夏から秋にかけて行われる観光放水は、言わずと知れた黒部ダム名物！高さ186ｍのダムから毎秒10トン以上の水が霧状となって吹き出す光景は圧巻！その水量と爆音は展望台や堤体など様々な場所から体感できます。運が良ければ、放水にかかる色鮮やかな虹が見られることも！
想像を遥かに超える、黒部ダムの迫力ある絶景をお楽しみください。