【うみとやま】水辺空間を近くに感じながら ゆったり運河クルーズ 〜乗りものでめぐる富山旅<富岩水上ライン編>〜-1

水辺空間を近くに感じながら
ゆったり運河クルーズ
〜乗りものでめぐる富山旅<富岩水上ライン編>〜

富山市の中心部にある富岩(ふがん)運河環水公園から、港町・岩瀬エリアまでをつなぐ富岩運河。「富岩水上ライン」はそんな富岩運河をゆるやかに走る観光船です。「富岩水上ライン」が結ぶ2つのエリアには、アートやグルメを楽しめるスポットがいっぱい。富山市内を満喫できるとっておきのクルーズ旅へ出かけましょう。

個性的な観光船で
富山の街をクルーズ



2019年に就航した新艇「kansui」、流線形のモダンな船体が美しい「fugan」、グリーンの船体のソーラー旅客船「sora」、レッドの船体の可愛らしい電気ボート「もみじ」の4艇体制で運行している「富岩水上ライン」。公園のシンボル・天門橋を背景にクルーズがスタートします。クルーズ中は地元ガイドが「富山の旅をもっと楽しんでほしい」と、周辺の見どころを案内してくれるほか、富山の自然や食のことも紹介してくれますよ。

高低差2.5メートル
「水のエレベーター」を体感

運河のちょうど中間地点にあるのが「中島閘門(なかじまこうもん)」。閘室内に船が入ると前後の門扉が閉じ、水位がどんどん変化する「水のエレベーター」を体感できます。国内最大級とも言われる高低差に思わず「わぁ!」と声が上がりそう。富山の穏やかな日常を感じられる富岩運河沿いですが、春にはソメイヨシノやコシノヒガンザクラなど、約500本の桜が咲き誇ります。桜を楽しむクルーズはもちろん、水面を切る風に涼を感じられる夏のクルーズもおすすめです。

アートとデザインをつなぐ
世界で初めての美術館

ここからは乗降場周辺のスポットをご紹介。富岩運河環水公園内西地区に建つ「富山県美術館」は、「アートとデザインをつなぐ」がコンセプトの美術館。ピカソ、シャガールといった20世紀美術の巨匠たちの作品から、ポスターや椅子などのデザイン作品まで鑑賞できます。2022年3月19日(土)~5月15日(日)には「富山県美術館開館5周年記念 蜷川実花展」が開催されるなど、期間限定の企画展も楽しめます。また、屋上からだけでなく一面ガラス張りの壁面からも富岩運河環水公園や立山連峰などの景色が味わえます。富山らしさを随所に感じられる建物のなかで、アートとデザインに浸ってみてはいかがでしょうか。

岩瀬で生み出される
繊細なガラス作品に出合う

「富岩水上ライン」で向かった先、北前船の寄港地として栄えた岩瀬エリアを散策してみましょう。明治期に建てられた家屋が多く残る風情ある町並みに溶け込むように、岩瀬に工房を構えるガラス作家・安田泰三さんのギャラリー兼ショップがあります。レースガラスを得意とする安田さんが手がけた作品は、思わず見惚れてしまうほど繊細。近隣のレストランなどでも使われていて、実際に見たり使ったりしてから買い求めに来る人も多いそう。ずっと大切にしたい、お気に入りの作品がここで見つかるかもしれません。

富山らしさを感じる
オリジナルメニューでひと休み

岩瀬のメイン通りから一本入った場所にある「MUROYA」は、富山の食材を使ったメニューが楽しめるカフェ。しっかりご飯からちょっとお茶まで、どんな気分で訪れても楽しめるのが魅力です。クルーズ後におすすめなのが、中島閘門のユニークな動きを再現した「中島閘門カレー」。ルーを使わずに、野菜と悠牧豚のエキスを煮込んだカレーは絶品です。富山発のクラフトビールで、お昼からグラスを傾けるのもいいかもしれません。


 

※2022年2月14日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により、営業日や営業時間の変更などが想定されます。最新の情報は公式サイトをご覧いただくか、施設などに直接お問い合わせください。

※価格は特記事項のない限り税込みで表記しております。


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