立山黒部アルペンルート-1

立山黒部アルペンルート

非日常を求めて、雲上の避暑地へ。
この夏は立山黒部アルペンルートでときめきに出会う旅を。

3,000m級の山々が間近に広がる、雲上の別世界。「立山黒部アルペンルート」は、富山と長野を結ぶ世界有数の山岳観光ルートです。

ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスなど、さまざまな乗り物を乗り継いで気軽に訪れられるので、「アウトドアを楽しみたいけど体力には自信がない…」なんて人も安心して自然を満喫できるのが魅力。夏でも気温が20℃以下という涼しさのなか、日常の慌ただしさを忘れて、大自然にときめく旅へ出かけてみませんか?

まずは立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継いで、標高約1,900mの「弥陀ヶ原」をめざします。「弥陀ヶ原」はラムサール条約に登録された、国際的にも貴重な湿原。なだらかな湿原に敷かれた木道に沿って、のんびりと散策を楽しみましょう。いくつかのコースがありますが、トレッキング初心者には約40分〜1時間で回れる「内回りコース」がおすすめ。

見渡すかぎり一面に広がる緑につい目を奪われがちですが、足元に咲いている可憐な高山植物にもご注目。
とくに初夏は、たくさんの高原植物に出会える季節。綿毛のようなフワフワが愛らしい「ワタスゲ」や、太陽に向かって咲く「チングルマ」、立山と地名を冠す「タテヤマリンドウ」など、ここでしか出会えないレアな植物たちを探してみましょう♪

もうひとつ注目したいのが、湿原のあちこちにある小さな池や水たまり。この多数の池塘(ちとう)は「ガキの田」と呼ばれ、なんと約3,000個もあるんだとか。“地獄に落ちた餓鬼が、田植えをして飢えをしのぐために作った”という伝説も残っているそうで、ちょっぴりミステリアスな雰囲気が漂います。
続いては立山高原バスに乗り、立山黒部アルペンルートの最高地点へ。標高約2,450mに位置する「室堂」に向かいます。そこから徒歩約20分の場所にある「みくりが池」は、立山黒部アルペンルートに来たなら外せないスポット。周囲約630m・水深約15mという大きな水面に、立山連峰の山々が映り込んで、見事な景観が生まれています。

晴れた日に太陽の光を反射して、キラキラと輝く水面は息をのむ美しさ。「北アルプスで最も美しい火山湖」と言われるのも納得ですね。
おすすめのフォトスポットは、「みくりが池温泉」すぐ下の階段。そこから見下ろすと水面に浄土山が映り、大きなハートマークに見えるんだとか!ぜひきれいなハートマークを写真におさめてくださいね。

歩き疲れを感じたら、室堂駅に隣接する「ホテル立山」にあるレストランでひと休み。落ち着いた雰囲気の店内で、大自然を眺めながら贅沢なひとときを過ごしましょう。
おすすめは「黒部ダムシフォンケーキ」。ふわっふわの大きなシフォンケーキに、たっぷりのホイップクリームで黒部ダムの放水をイメージしています。立山の湧き水を使った「水出しコーヒー」とも相性ばつぐんです。
カレーやワンプレートランチなど、種類豊富な食事メニューもあるので、しっかりお腹を満たして次の目的地へ向かいましょう。

まだまだ乗り物の旅は続きます。室堂から立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカーを乗り継いで「黒部ダム」へ。
なかなか乗ることのできない、めずらしい乗り物からの景色は絶景ばかり。不思議と移動疲れも感じません。
とくに大観峰〜黒部平を結ぶ立山ロープウェイからの眺めは絶景! 周囲を遮るものもなく、まるで「動く展望台」に乗っているかのような感覚になります。黒部湖や後立山連峰など、真下に広がる大自然の芸術を、約7分間の空の旅で満喫しましょう。

立山ケーブルカーを降り、黒部湖から歩いて約15分。長野県との県境に位置し、日本一の高さで有名な「黒部ダム」に到着します。高さ186m、長さ492mの堤から、毎秒10トン以上の水が勢いよく噴きだす光景は大迫力!
夏の晴れた日には水しぶきに光が乱反射して、大きな虹が現れることもあるんだとか。外階段の最終地点にある展望広場「レインボーテラス」では、マイナスイオンたっぷりのミストシャワーをあびることができます。

充実した旅のお土産には、立山の地ビール「星の空」がおすすめ。「オリジナル」「ブラック」に続き、「プレミアム」のレモングラス味が今年6月に新発売。
ハーブの一種であるレモングラスを使用しているので、夏にぴったりな爽やかでスッキリとした口当たりが特徴です。立山駅・室堂・黒部平の各売店で購入できます。
※「オリジナル」「ブラック」は各450円、「プレミアム」は500円。


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