アートな宿で
ゆったり泊まる

鋳物職人の町「金屋町」に佇む、築100年の民家を改装した一棟貸しホテル。銅器メーカーの四津川製作所代表が営む、「高岡銅器を実際に使う、体感する、生活の中に溶け込ませる」がコンセプトの宿。伝統的な意匠にモダンデザインと匠の技を融合した空間は、安らぎを感じつつも感性が大いに刺激される。情趣ある街並みも楽しみながら、高岡クラフトの文化や魅力に触れよう。

メインエントランスを抜けると、コンクリートの壁がモダンな印象の解放感あふれるロビー、そして神通峡の雄大な景色が広がる。すべて異なるテイストの23の客室、オーディオから流れる洗練された音色、随所に展示された約300点のアート作品なども非日常感たっぷり。癒しと刺激が同居した隠れ宿へ出かけよう。

メインロビーは、15時〜22時まで宿泊者専用のフリーカフェになる。季節のスイーツやコーヒーなどを楽しめるのがうれしい。ソファに腰掛け、美しい神通峡を眺めながらゆったりとした時間を過ごそう。

メインロビーの一角に設置されたこだわりのオーディオは、本物に近い厚みのある音を再生。20時以降はレコードやCDを持ち込んでもOK。クラシックやジャズなど好みの音楽を聴きながら、贅沢な時間を味わってみては。

館内の随所でアート鑑賞を楽しめる「リバーリトリート雅樂倶」。カフェの奥に飾られた絵は、富山市在住の洋画家・藤井武さんが桜の木を描いた作品。そのモデルとなった本物の桜がすぐそばにあるので、チェックしてみて。

美食、名湯、おもてなしが評判の伝統と格式ある老舗旅館。絵画の世界に入り込んだような樹齢400年の総檜風呂「華の湯」や、延楽ゆかりの文人墨客の作品が随所に展示されていることでも有名。館内を歩けば思わぬ名作に出会えるかも。まるで美術館のような宿で、ゆっくり雄大な自然と日本の美に触れよう。